言葉が詰まるママさん。

「話せるだけでいいよ、
無理に話す必要なんてないから。
ゆっくりしていこう。」

ママさんは、
首を横に振る。
聞いて欲しいみたいだ。

「相手の人にも迷惑かけちゃって、
仕事辞めないといけないかも。
メールで落ち着くまで、
会うのは止めておこうと
言われて、、、、」
とまた泣き出してしまった。

「聞いてもいい?
答えたくなかったらいいよ。
相手の人は、
わざわざアパートを借りて、
あなたと生活していたんだから
覚悟の上なんだよね?
こうなるのも、ある程度は、
分かっていたんじゃない?」

だって家族を捨てて、
アパートまで借りるって
そういう事だよね?

「たぶん...
一緒にはなれると思ってるから、
実は妊娠したけど、
今は時期じゃないと言われて
堕したの....」

麗子さんが言ってた、
妊娠してない?が当たってた。

「ごめん、キツイかも。
あまりにも軽率すぎるよ。
今の現状をどうにかしてから、
再婚なり妊娠しないと...。
有香ちゃんは?どうなる?
責任を持たないと。大人だよ?」

「はい、ごめんなさい。
分かってます。」
責められてると感じたら、
急にシャキッとした。

「この先どうするの?」

「今日はとりあえず、
家に帰ります。
夫が話したいと言うから。」

「じゃ送っていくね」

話し合いって...
私はビックリする光景を目にする。