自宅で話し合いを
するというので、
急いで千葉に向かった。

有香ちゃんを
夜まで預かって欲しいと言われ、
承諾した。

自宅下に着いたが、
有香ちゃんママは一人じゃ
帰れないというので、
玄関前まで着いて行く事にした。

すでにパパさんは
家に帰って来ているようだった。
私はてっきり、
二人で話し合うのかと思っていた。
有香ちゃんも、
麗子さんが預かってると思っていた。

玄関前まで行き、
「それじゃあね」と言ったら、
内側から玄関が開いた。

「りん先生も入ってください。
見てやってください。」
とパパさんに言われた。

見てやってください?って、
どういう意味だろう?
帰れる雰囲気じゃなく、
私も結局あがることになった。

リビングに入ると、
あの汚い状態まま。
座る場所もないところに、
知らないおじいさん達が。
「あ、両家の両親です」

「私は場違いも
いいところじゃない?」

「いやいや、
たくさんの人に見て貰って、
公開処刑ですよ」

公開処刑って....
有香ちゃんもいる。
17時過ぎたので、
麗子さんも来ていた。
茂さんにも上がってきて
貰った。

まぁ、こんなもんでいいかな。
と、パパさんは言った。

公開処刑が始まる。