9時にいらして、
まもなくお昼になるところだった。
私たちは、
病院の喫茶店で待っていた。
時間をかけてでも、
ちゃんと話したらいい。

12時を回った頃、
喫茶店にご両親がいらした。
「長時間すみませんでした。
また近くに良いお友達が
いてくださって、
本当にありがとうございます。
あなた方が居なかったら、
娘はこの世に居なかったかも」

「いえ、
娘さんとお話が出来ましたか?」

「不道徳な娘に育ててしまった
私たちの責任です。
✖︎✖︎さん(パパさん)には、
私たちからも謝罪をして、
どうにか許していただけるように。
バカ娘ですが、娘が可愛くて。
こんな状態を見捨てられません。
離婚をしたいと言うので、
どうにか離婚していただけるよう
頭を下げたいと思います。」

どんな娘だって娘だから、
可愛いよね。
ご両親にまで迷惑をかけるが、
今はきっと力を借りて、
離婚するしかない。
もう体も気も持たない。。。
お医者さんからも、
環境を変えないといけないと
言われているから。

パパさんと、
直接話したいというので、
パパさんが来るのを
待つと言っていた。

こんな場所のものしか
奢れないけれど、、、と
私たちはご両親から、
お昼をご馳走になった。
食事をしたら、
私たちは帰ろうと話していた。