児童保護施設へ行ったメリー。



でも迎えにお父さんは来ませんでした。

来る日も来る日も来ません。


2週間くらいでしょうか。




ボスと話してうちに連れて行くことに。




子どもの関するの活動には正解はありません。


いつも悩んで悩んで何がベストなのか格闘しています。



The best interest of the child



という言葉をよく使います。


子どもの主張をちゃんと聞こうということです。

親や児童局のひとが勝手に子どもの行くすえを決めすぎ。



でも難しい。



わがままな女の子の意見を全部飲むことは

The best interest of the child

ではありません。




そして日本のように子ども優先になりすぎるのもよくない。


そして思春期の子どもを持ったお父さんお母さん、家族の大変さを

私たちは理解してあげないといけません。


あたしは結婚してないし、子どもがいない。

まだまだ子育ての辛さなんてものは知らないわけでそんな偉そうに言えない。



さてこのメリーは児童保護施設が気に入ってしまい、

家に帰りたくないと。


しかし、ここは両親がいる子が住む家ではない。

ということで、なくなく家に連れて行きますが、

ほんとうに嫌そう。


施設にカウンセラーがいて子どもも親もカウンセリングして

何回も子どもと一緒に日帰り家庭訪問を重ね、

彼女が心から帰りたいと思うまで

返すのはよくない。




が、それは理想で今のオザヤの状況では無理です。


カウンセラーなんていない。

施設はいっぱいでその子を本当は受け入れたくない。

施設にいればいるほど、その子は施設に愛着が湧き、帰りたくない。





理想と現実。




今回悩みましたが、ボスとボランティア児童官と3人で話した結果、

家に返そうと。


この子は非行少女なんだけど

親ともうまくいってないので、この子だけが悪いのでなく、

お父さんに問題があることは明らか。



しかしお父さんの更生まで児童局はやってません。

両親に子どもの養育義務がありますという勧告だけ。



いろんな相談に乗るけどね、もちろん。



家に行ってみるとstep motherだけ。



お義母さんは再婚したあとのお義母さんなので

生みの母ではなく、育てのお義母さん。



でもこのお義母さんもお義母さんに育てられたってことで、

血のつながっていない子どもを育てるこのにまったく抵抗ないと。


このお義母さんには何回も会っているけどほんとうにいい人そう。

お父さんは今後からちゃんとメリーの話を聞きますって前に約束してくれたけど、

そうではなさそう。。。




お義母さんとボランティア児童官とメリーで2,3時間話して。



メリーがどうしたいというと、

児童保護施設に帰りたいと。


なんでという聞くと



「夕方に聖書を読んでみんなで歌って踊れる」からと。


本当の理由じゃないだろうね。


お義母さんは「毎日教会に行くことはできないけど

毎週日曜日は教会に行ってるでしょー」と。