今の状況で観劇した感想をブログに書いていいのか、迷いました。

 

でも、宝塚大劇場から遠く離れた博多座で、星組が元気に公演中であることをお伝え出来ればと。

 

 

 

私が『ME AND MY GIRL』を観劇するのは今回で3回目。

 

初演は観ていません。

ネットのない時代のことで、歌劇やグラフ以外には新聞の劇評とラジオ番組「ビバ!タカラジェンヌ」が、私の宝塚情報網の全てでした。そんな私にも聞こえてくるほど、ミーマイは、物凄く物凄く評判が良かったのです。

 

俄然興味が出て実況CDを購入しました。

全曲素敵すぎました。なんて楽しいミュージカルなんだろうと、ビックリしたことを記憶しています。初演コンビのウタコさんとミミちゃんが本当にうまかったのですよね。

 

1995年と2008年の月組公演の『ME AND MY GIRL』を観ることができた時は、本当に幸せでした。

 

そして今回は星組に専科から水美舞斗さんがビルとジョン卿で出演されると知り、これは何が何でも博多座に行かなければ!と思ったのです。

 

マイティーのビルは、汗びっしょりの熱演。

ビルの優しい眼差しからサリーへの一途な愛情が伝わってきて、本当に素敵な青年だなあと、うっとり。それに大人っぽくて、一瞬ハッとなるような色気がありましたね。思い切って遠征したかいがありました。大満足。照れラブラブ

 

 

 

楽しみにしていた小桜ほのかさんのマリア公爵夫人。可憐な容姿はそのままで、せりふ回しや声で年齢に相応しい落ち着きを感じさせて、(歌は言うまでもありませんが)良い上級生の娘役さんになられたと感じました。

私が観た日は、「1789」のボディーパーカッションの振りを大真面目に再現されていました。客席は大喜びでしたね。

 

ジョン卿の暁千星さん。

いい加減に忘れなければと思うのに、なかなか意識が切り替わらない。観るたびに「あのニエグシュが立派になって!」と感動してしまう。←しつこくてすみません。

アリちゃんは可愛らしい顔立ちですが、お鬚もよく似合って渋い紳士でした。

声もいいですよね。お芝居に月組育ちらしさを感じたりしました。配信でビルを見ることを楽しみにしています。

 

サリー役の舞空瞳さん。

演技も歌もダンスも、サリーの気持ちが伝わってきて感動しました。楽しい場面でも、幸福なのに涙が溢れてくるような・・・。本当に可愛くて健気なサリー。

星組のトップ娘役として、しっかり責任を果たされていたと思います。

 

バーチェスターのひろ香祐さんは、期待を裏切らない人。登場する度に、何を見せてくれるのか、ワクワク。

 

ジェラルドの天華えまさんは、鷹揚な雰囲気と知性を感じさせる青年貴族。フィナーレの歌声も素敵でした。

 

と、こんな感じで・・。

今の星組で、この配役で見せてくれてありがとう!と、全ての役名と出演者のお名前を挙げていきたいくらい、皆が良かったです。

 

 

 

 

 

私の今年の宝塚歌劇観劇は星組博多座公演が最後となると、今日分かりました。行けて本当によかったです。

 

 

 

博多座は、とても綺麗でゆったりと落ち着いた空間がいいですね。劇場スタッフさんの対応も親切で感じが良くて、また来たいなあと思える素晴らしい劇場でした。