2024展I 小林一三生誕150年

The コレクター逸翁 ~その収集に理由アリ~

期間:2024年1月20日(土)~3月17日(日)

 
マグノリアホールでのコンサート前に逸翁美術館にも行きました。
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マグノリアホールのチケットがあると、公演当日に限り無料で美術館も鑑賞できますので、これは見ないと損です。
 
逸翁の収集品は約5,500点とのこと。
今回の展示では、コレクションにまつわるエピソードも掲示され、興味深く拝見しました。
 
逸翁の幅広い人脈と、社会的な地位・名声を実感する贈り物の数々が展示されています。
 
中でも華やかさで目を引いたのは・・。「役者絵図 双福」
お世話になったお礼にと、逸翁に贈られたとのこと。
歌舞伎や人形浄瑠璃文楽で観たことがあったので、それがどんな演目でどんな場面を題材にした絵なのかが分かり、ちょっと嬉しくなりました。
 
書簡を掛け軸にしたものが多くありました。
私信をこんなふうに飾るという発想がちょっと不思議。
 
逸翁のお気に入りの道具として「柚香合」が展示されていたのですが・・。
柚子の形をした淡い青色の香合でした。清冽な輝きと端正な美しさのある香合で、宝塚歌劇団花組トップスターさんを連想してしまいました。
 
江戸時代の品が多くありましたが、中には平安時代(!)のものも。かと思うと「黒字歌劇雛祭楽譜蒔絵棗 逸翁好」昭和8年といった展示も。

 
一流の経済人であり、政界にも関係の深い逸翁が晩年こよなく愛して育てた宝塚歌劇。歌劇茶会のために収集した品もたくさんありました。
 
私は茶道のことも美術品のことも、全く知りません。
それでも、展示されたコレクションからほんの少しですけど、逸翁の人生にふれられたような気がしています。←大いなる錯覚ですねてへぺろ
 
じっくり56点の展示を楽しく鑑賞させていただきました。楽しかったです!
 
 
 

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