ライブ配信 

星組 宝塚大劇場公演 千秋楽

『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』

『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』

 

視聴しました。

 

「RRR」も「VIOLETOPIA」も、とても楽しめました。

 

「RRR」は昨年上演が発表された頃、アマプラで映画版を視聴。

暴力的なシーンが苦手と感じましたが、底辺に流れるインドの人々の不屈の精神と仲間を守る強い意志と友情には感動しましたし、迫力満点のアクションシーンには目を見張りました。

 

宝塚版は原作映画の良さを失わずに、宝塚歌劇らしいミュージカルに仕上げて、大成功ですね!

 

配信を見ている間、私の頭の中は「すごい、凄い」の連続。

あの場面をあんな風に処理するのかと驚くことが何度もあり、またそれが舞台ならではのものになっていることに感動しました。

 

映像だから出来る表現もあります。生の舞台だから楽しめる表現も。演出の谷 貴矢先生の力量を見せつけられました。

 

主演の礼真琴さんの卓越した歌唱力、ダンス、演技は、いつもながらどれを取っても素晴らしいの一言。

 

私が一番心を動かされたのは、ビームが鞭打たれながらも決して屈せずに信念を歌う場面です。歌が暴力よりも強いチカラを持つことを、ことちゃんの安定した歌唱で感動的に伝わってきました。インド音楽独特のメロディはきっと難しいと思うのですが、どんな体勢でも揺るがない歌唱力、凄い。

 

暁 千星さんの ラーマとのバランスも良かったと思います。トップ娘役の舞空 瞳さんを含めた3人のハイレベルの実力があればこそ、「RRR」の舞台化は成功したのでしょう。(もちろん、他の出演者の皆さんの歌もダンスも良かったです!)

 

ナートゥは舞台上も客席も大盛り上がりでしたね。客席の手拍子のなんて熱いこと!

 

VIOLETOPIA」は、荻田浩一さんの「螺旋のオルフェ」を観たときのことを思い出しました。あの時に受けた印象と共通するものがありました。

どこがどうと言うのではありませんが、ちょっと分かりにくい印象。でも、それは決して嫌いとか退屈とかではないです。どちらかと言うと、選曲や衣装が好みのタイプ。楽しみな演出家さんがデビューされたのがうれしいです。

 

初日の変更はありましたが、無事に千秋楽を迎えられたことは本当に良かったと思います。千秋楽、おめでとうございました。

 

 

 

 

宝塚歌劇団はやはり素晴らしい劇団です。唯一無二の存在です。

無くしてはいけません。今日の配信を見て、そう思います。

 

出演者を含む、公演に携わるすべての人たちの心と身体の安全・健康が約束されるような、より良い改革が宝塚歌劇団がによって実行されますように、祈ります。