国立文楽劇場開場40周年記念 4月文楽公演
第2部
団子売(だんごうり)
豊竹呂太夫改め十一代目豊竹若太夫 襲名披露口上
襲名披露狂言
和田合戦女舞鶴(わだかっせんおんなまいづる)
市若初陣の段
楳茂都陸平=振付
釣女(つりおんな)
観劇してきました。
お正月公演以来の国立文楽劇場。
桜が咲き誇る時期に間に合わず、残念。
それでも、開場40周年と豊竹若太夫さんの襲名披露公演に行けてよかったと思います。
平日の昼間でしたが、客席はまあまあの入りだったと思います。襲名披露のお祝いムードもあり、長かったコロナ禍の時期をようやく抜け出したのかも。
襲名披露の口上は何度見ても感動します。
お祝いを述べられる師匠方の言葉に、伝統を受継ぐ強い覚悟が伝わってくるからでしょうか?
300,400年続いたからと言って、先のことは誰にも分りませんものね。
人形浄瑠璃文楽が、愛される古典芸能として末永く残りますように。
和田合戦女舞鶴(わだかっせんおんなまいづる)の演目は、素浄瑠璃の会で聴いたことがあるのですが、人形では観たことがなくて、私は今回が初めて。とても楽しみにしていました。
長~い物語の中から「市若初陣の段」のみの上演ということで、国立文楽劇場のHPで予習をしてから観劇しました。もちろん、イヤホンガイドもお借りしました。
身長が180センチもある長身で武勇に優れた女性がヒロインと聞き、ワクワクしていたのですが、私はこのお話は苦手でした(-_-;)・・・。子どもが、可哀そう過ぎる。
何度も観ていて、ちょっと見飽きた感のある「団子売」と「釣女」の明るさ・おめでたさに、頬が緩んで癒されてしまいます。
ロビーにはこんなものが置かれていました。顔の部分を外すみたいですね。可愛い!
お正月は餅花が飾られいましたが、4月公演は桜の花が。
休憩時間にミニパフェをいただきました。
カチカチのアイスクリームの上に文楽煎餅が乗せられいるだけなんですが、コロナで販売されない時期を経て・・、何年振りかな?お久しぶりの味わいでした。
ここからは余談です。
にわかファンの戯言と切り捨ててください。
私ね、国立文楽劇場が大好きなんです。見やすい劇場で、スタッフさんは親切丁寧。
でも、気になることがひとつ。
国立文楽劇場には高年齢の男性客が多くいらっしゃいますが、カジュアルな雰囲気の方が多いなと感じています。場所柄でしょうか?
カジュアルなのは問題ないのですが、自宅の居間と同じ感覚で劇場にいらしてるのは、どうかな?と。
- 靴を脱いで足を組み、足の裏を隣の席に向けるとか
- (寝るのは勝手ですが)鼾がうるさいとか
- 咳や鼻水が止まらないのにマスクもしてないとか
- 遠慮も配慮もない、劇場内に響き渡る大きなくしゃみとか
- 清潔でない匂いを周囲にまき散らすとか
- 観劇前に匂いのキツイ食事をされてくるとか
- 上演中、空になったペットボトルを通路に投げ捨てるとか
全て私が別々の時に遭遇して、舞台に集中させてもらえず困ったことです。
他の劇場ではそれほど見かけないし、同じ古典芸能でも歌舞伎・能の客席とは大きく異なるところだと思います。