月組大劇場公演

 

ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』作・演出/正塚 晴彦   

 

レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』作・演出/中村 一徳  

 

を観劇してきました。

 

私は劇団に対する不信感とモヤモヤから、友の会やスカステから離れていますが、加美乃素本舗の貸切公演には行きたくて応募していたのですが・・。

 

予想通り、落選。( ノД`)シクシク…

前回の貸切でSS席が当たって、今回はトップさんの退団公演でもあるので無理だろうなと予想はしていたのですが、落選メールを受け取った時、湧き上がってきた無念さと悔しさ。自分でもビックリでした。

 

そんなことがありましたが、チケットがなんとか買えたので半年ぶりに宝塚大劇場に行ってきました。

 

 

何の予備知識も情報もなく観た「Eternal Voice」は、正直なところ面白いのか面白くないのか、よく分かりませんでした。この正塚作品は私には合わなかったようです。決して退屈はしませんでしたが、楽しめるところまでいかなくて。感動もなかったです。

 

作品の時代や歴史の背景を知り、何度か観劇すれば違った発見もあるかもしれませんが、チケットがないので配信でもう一度見たいと思います。

 

「Grande TAKARAZUKA 110!」は、初舞台生を迎えての大変華やかな舞台でした。

 

110期生のロケットは衣装が豪華で、難度の高そうな振付をパーフェクトにこなして、溌剌として、素晴らしかったです。初舞台生のロケットは、いつ見ても何度見ても、ウルウルしてしまいます。

 

特に印象に残ったと言うか、衝撃的だった場面は「荒城の月」

月城 かなとさんの神々しいまでの美しさに、心も目も奪われました。

幻想的な舞台装置に衣装、月組生のダンスも歌もとても良かった!

 

そして最後の一瞬。

あまりの美しさに心臓を射抜かれる思いがしました。

私の周囲からは「ほお・・」と、ため息交じりの感嘆の声が聞こえてきました。

衝撃的な美を体現する月城さんと月組生から、大きな感動を受け取りました。

 

宝塚歌劇でないと見ることのできない場面だったと思います。

 

卒業生を温かく送り出す場面がきちんと用意されて、私も優しく嬉しい気持ちになりました。月組と演出の中村先生をはじめとするスタッフの皆さんからの、客席へのメッセージを感じました。

 

観劇を迷う気持ちもありましたが、月組公演自体は素晴らしくて、行けて良かったなと。