先週、バンクーバーで36歳になりました。


留学生も、地元のカナディアンも、誕生日にはレストランでパーティーをやる人も多いのですが、私は自分がホストになるのはどうも苦手なので、いつもどおりに過ごしました。


とはいっても、昼間は親友のあやさんと、Thomas Haas(チョコレートショップ。カナダブランドではないと思います。新宿の伊勢丹にもショップがあったような???)でお茶をして、夜は彼にイタリアンレストランに連れて行ってもらって、おいしいものを堪能しました(-^□^-)♪


Thomas Haasのスイーツは、大味なカナダのスイーツとはまったく別格、繊細でミラクルなおいしさ。彼へのバレンタインチョコレートも、ここで買いました。


カナダにはピザ屋は星の数ほどあるけれど、日本とちがって、パスタにフォーカスしたレストランというのはめったに見かけません。カナダ人に言わせると、「パスタは外でお金を払って食べるものではない」そうです。中国人がラーメンを外で食べないのと同じですね。


バレンタインは、こちらでは男性が女性にチョコレートやキャンディーなどを渡して、愛を伝える日です。

事前に彼から、「バレンタインって気にする?」と聞かれ、「いや、あんまり。日本では、バレンタインはおいしいチョコレートを食べるだけの日だからね」と答えた私。彼、特別なことはやらないんだろうな、と思っていたら、当日、突然私のアパートメントに、花束を抱えてやってきました。これには、かなり感激しました。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★
彼が自分でアレンジしたそうです。


カナダ生活も、もうすぐ8ヶ月になります。

カナダで過ごしてみて思うのは、外国での生活というのは、それまで培ってきた自分のすべてが生かされる(試される)ものだ、と。外国人とコミュニケーションをとるときも、カナダ人の彼との話す内容も。それまで自分が見て触れて経験してきたものすべてを使って、コミュニケーションしています。

そして、さまざまなことに対して、自分の考えを話したり、日本での状況を説明できることが大切だと思います。

35歳で、カナダに来てよかったです。


そして、自分の中に取り込まれ蓄積されている、日本そして中国・韓国の文化に加え、今、新たにカナダ文化が浸透しているのを感じます。そんな36歳の自分が、楽しいです。


帰国まで1ヶ月ちょっとになり、バンクーバー留学生活を振り返ってみました。

3つのシーズンに分かれます。


シーズン1(3ヶ月):TOEICのための勉強に必死だった時期。やっていたのは勉強のみ。TOEICの点数は500点未満→720点に。目標の800点には届かず終了。

シーズン2(3ヶ月):語学学校で勉強しつつ、外国人クラスメートたちをはじめ、たくさんの人に出会った時期。

シーズン3(3ヶ月):カナダでの生活を満喫している時期。


最初のシーズンはほんとうにしんどかったのですが、最初に苦しんでおいてよかったです。おかげで今、カナダでの毎日を楽しむことができているのだと思います。

英語で自分の意思を伝えられるようになって、会話クラブでは韓国や南米、フランスなどのクラスメートたちと机を並べて、カナダ&メキシカンのカップルとシェアルーム生活をして、カナダ人のボーイフレンドと一緒に時間を過ごして。(最初は苦しくて、やがて中国語で中国人や外国人クラスメートと意思の疎通ができる喜びを日々感じられるようになり、韓国人の彼と楽しく時間を過ごした、北京での留学生活と、似た流れです。違うのは、中国では主に中国や韓国文化でしたが、カナダではミックスカルチャーに触れているところでしょうか)


異文化や外国人との交流が好きな私には、この毎日はほんとうに刺激的です。英語がある程度口から出てくるようになると、勉強もさらに楽しく感じます。


帰国後は、もういちどTOEICを受験して、カナダでの9ヶ月の成果を形にしたいと思います。英語と中国語のブラッシュアップに励みつつ、仕事をして、地に足のついた生活をしたいです。

そして、今回の日本での生活は、日本について振り返る時間にしたいです。いつかカナダに戻ってきたときに、日本の歴史も文化も、今の日本のことも、カナダの人たちに伝えられる、いち日本人になれるように。