仕事探しをいったんお休みし、失業保険をもらいながら、結婚準備を進めている私。

しかし、いくらやることがあるとはいえ、まったく規律のない生活の退屈さに、だんだん耐えられなくなってきました。


8月のカナダ行きに向けて、航空券やホテル、行動予定も決め、入り用なものはほとんど買い揃えました。

結婚の手続きのために取り寄せるべき書類についても、すべて把握ずみ。

あとは市役所、病院、警察署、中国(中国の無犯罪証明書を申請するため)に行くだけです。


先が見えてきたところで、

失業保険はあともう1回もらえるのですが、それを待たずに仕事を探すことに決めました。

さっそく、スタバのアルバイトに応募。来週、面接することになりました。


なぜスタバなのかというと、

カナダに移住後、私の英語の能力では、すぐにオフィスワークは無理だと思うので、英語と生活に慣れるまで、まずはカフェやベーカリーショップ、ジャパニーズレストランなど、とりあえずすぐにできそうな仕事をしようと思っているからです。

カナダでもスタバは、ものすごい立地密度で展開しています。トロントにもきっと、スタバはたくさんあるはず。

なので、日本でスタバの仕事を覚えておけば、カナダに行ってから、ひょっとしたらスタバで仕事ができるのではないかと思ったのです。

バンクーバーでは毎日のようにスタバに行っていたので、ちょっと愛着もあります。


彼からも、「(日本のスタバで働くのは)いい考えだね。カナダでスタバの仕事すれば、いい英語の練習になるよ」と言われ、ますますやる気に。

バンクーバーでも、スタバで働いている日本人はたくさんいたし、ワーホリでカナダに来た子がスタバで働いて英語がすごく上達した、という話も聞いたことがあります。

もし、スタバで働くことになったら、学生のときのコンビニバイト以来の接客業。ちょっとドキドキです。


ただ、心配なのは、私は8月に2週間、休みをもらわなければいけないこと。

土日祝日、年末年始も出勤できますが、世間が夏休みの時期に2週間も休むスタッフって、スタバにとっても迷惑なんじゃないかな・・・汗


彼にそれを言うと、


彼:

「問題ないよ。カナダのスタバはすごくフレキシブルで、自由に休みが取れるから。自分が結婚するんだと言って、(面接担当の人を)喜ばせてあげたらいいよ」


ええっ、そうかな・・・えっ カナダ人は、ずいぶん大らかだなぁ。確かに、カナダ人は気がいいから、知らない人のハッピーも一緒に喜んでくれそうだけど。


私:

「でも、日本人はたぶん、カナダ人よりももっとビジネスライクだと思う。日本の人は、 “会社に貢献できる人” を重視するよ。だから、カナダとは違うんじゃないかなぁ・・・。

そうだ、今回の面接で、カナダと日本のスタバの違いが分かるかもね」


彼:

「うん、スターバックスは大衆社会を代表しているから、比較するのは興味深いね」


へえ、スタバが大衆社会を反映してる、というのはおもしろいなひらめき電球

カナダほどのコーヒー中毒社会ともなれば、社会の潮流を、人気コーヒーチェーン店に見ることもできるのかもしれません。

日本は、どうでしょうか?

日本でも、カナダほど密集はしてないにしても、コーヒーチェーン店は街じゅう至るところに目につきますね。


私の中で、日本のスタバは、

・ 高い(カナダより割高です)

・ ステータス感がある(カナダでも、いつもスタバに行く人は“coffee snob”と言われます。高いコーヒーを飲ん で、それを鼻にかけている人、ということだと思います)

・ カナダと比べると、スイーツの大きさがだいぶ小さい(日本人サイズにしているのかも)

・ テーブルの片付けが行き届いている(カナダではお客がテーブルを片付けないし、店員もまめに拭いたりしないから、結構汚いこともあせるスタバに限らず、どこもそんな感じ)


カナダでは、勉強に、友人とのおしゃべりに、通学前のひとときに、しょっちゅう通っていた、スタバ。多いときは1日3回行くこともありました。日本ではあまりスタバを利用したことがなかった私も、カナダではすっかり、スタバの常連になってしまったのです。

だって、街中どこにでもあるし、テーブルの大きさが勉強にいいし、値段は安くはないけど高すぎず、何より店内の雰囲気が落ち着いている。店員さんの態度も悪くありません。

実は私はコーヒーをほとんど飲まないので、頼むのはティーやチャイラテばかりでしたけれどにひひ