昨晩、彼に「明日は広島に原爆が落とされた日で、朝8時15分に黙祷をする」と話したら、
「その日はなんていう日?」と聞かれ、答えに詰まってしまいました。
正確には、「広島平和記念日」っていうんですね。
通称、「原爆の日」。こっちのほうが分かりやすいですね。
昔、キヨシローが、「原子爆弾ブルース」という曲のなかで、
8月6日の朝、はちじじゅう~ごふ~~~ん ♪
と歌っていたので、この日にちと時間は、忘れません。
(9日の長崎に関しては、時間は覚えていません)
しかし、小学校から高校にかけて、習った歴史を思い出すと、
アメリカとの戦争ばかりがクローズアップされていたような気がします。
西欧列強によるアジアへの侵攻、それに対抗するための大東亜共栄圏という構想。
アメリカとの戦争に行き着くまでに、日本が何をしてきたのか。
そのすべてを、もっと詳しく教えて欲しかった。
もし、私に子供ができたら、その子はカナダ人になるのでしょうが、
私は日本人として、できるだけ日本のことを教えたいので、自分がいろいろ知っておかなきゃいけないな、という気持ちです。
昨晩読んでいた本。2年前に買ったのですが、ようやく読みました。
現在も各界で活躍している、大正生まれの5人の男性の、戦争体験インタビューが収録されています。
内容のおもしろさに、一気に読んでしまいました。
『昭和二十年夏、僕は兵士だった』(1785円/梯 久美子著、角川書店)
俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。彼らにとってあの戦争とは何だったのか。胸を熱くする傑作戦争ノンフィクション。(角川書店ホームページより)