今日は親に呼ばれて、兄弟夫婦達と一緒に食事会に行って来ました。
みんなとお店で食事をして、去年の今頃のことを思い出していました。
去年の三月は私の祖母の米寿のお祝いで、親戚一同が集まってお祝いをしました。
もちろん妻も連れて。
妻に米寿のお祝いの事を話しました。
「えっ。米寿のお祝いとかってやるの?」
妻の実家では、お祖父さんの米寿、お義父さんの還暦祝いもやらなかったらしい。
どうせお祝いするなら、何か心に残ることがしたいと思いました。
そこでおばあちゃんの半生をスライドで紹介しようと思いました。
NHKでやってた「ファミリーヒストリー」みたいに、曽祖父母のところから遡ってやりたかった。
それにはインタビューは必要です。
おばあちゃんは初期の認知症ですが、自分の親の事、子供の頃の話、おじいちゃんと結婚した頃の話、私の母が幼かった頃の話。
普段それほど喋らないですが、その時は話が止まらなかったです。
本当にうれしそうに、当時のことを生き生きと話しました。
話の足りない所は、私の母や叔父さんにインタビューしました。
そしておじいちゃん、おばあちゃんの昔の写真をスキャナーしてパワーポイントで編集しました。
当日はおばあちゃんの子供、孫、ひ孫も含め、総勢40名くらい集まりました。
金色のちゃんちゃんこと、帽子を着せてもらい、皆に祝ってもらいました。
そして、スクリーンに映して、私が司会をしながらおばあちゃんの半生を紹介して行きました。
おばあちゃん、亡くなったおじいちゃんが若い時の写真。
おじいちゃんが最初に立ち上げた、会社の写真など。
紹介していき。その時のおばあちゃんがどう思っていたのか、どういう苦労をしたのかなどを私が話しました。
おばあちゃんの方を見ると、感極まって泣いていましいた。
最後におばあちゃんに、今現在の感想を聞きました。
「昔は色々苦労があったけど、今が一番幸せだ。今が一番いい。」
そう言いました。
あの時は妻も私の横にいて、手伝ってくれました。
一年前がまるで夢の中の出来事のようです。
おばあちゃんは、妻が亡くなったと知って私を心配してくれているようです。
「yoshiは、どうしてる?yoshiは名古屋で一人でいるのか?」と母に聞いているようです。
もうすぐ90歳になろうとする高齢のおばあちゃんに、心配掛けて申し訳なく思います。
おばあちゃんのように、自分が年老いた時、「今が一番いい」という人生を送れるだろうか。
時間は何もかも洗い流してくれるのかな。
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