僕のアモーレ3 | 櫻葉小説~嵐と一緒に日向ぼっこ~

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櫻葉・大宮中心の妄想BL嵐小説を書いています。
かなり偏った内容になっております。
ご理解のあるかたのみご覧ください。

たまに日常のこともつらつら載せてます。


※無断での話・内容転写利用禁止
※アメともピグともは受け付けていません

行ったこともない海の底のように

深く

沈み込む

 

何度も何度も

混ざり合いながら

たくさんの愛を伝えあう

 

その愛の言葉が

繋がった身体に連鎖して

余計に熱を帯びていく

 

いつか互いに溶けだしそうなくらいに・・・・

 

 

 

ふだん、カラカラに乾きそうな飢えが嘘のように充足されていく

 

そして溢れだす

 

この想いはどこまで広がるのだろうか・・・・

 

 

 

雅紀が言うとり

好きすぎるんだ、2人とも・・・・

 

 

溺れるほど抱き合って

いつの間にか

時間が流れ・・・・・・・・・

 

 

 

「おめでとう・・・・・」

 

225

時計を背にしている俺の恋人が微笑む。

 

「ぴったり・・・」

びっくりして目を見開くと

 

「当たり前じゃん。翔ちゃんのことなら目を瞑っていてもなんでもわかるよ」

自慢げにニヤッと笑う。


 

「俺用の体内時計でも仕込んであるの、体に?」

 

「・・・・それ欲しい」

いいなと羨ましそうに言って

実は・・・・

と、携帯を見せてくれた

 

時間を指定してバイブで知らせるようにしておいただけで・・・・

 

俺の目を盗んで

すばやくそれを止めたのだとはにかんだ。

 

 

小さなサプライズも

 

1分・・・1秒も

大事にしてくれる

その気持ちも

 

 

すごく嬉しくて幸せだ。

 

「愛してる・・・

好き・・・本当に大好き・・・

・・・・なんだろ・・・? モヤッとする」

 

 

「ん?」

 

甘い言葉を言いながらまた拗ねだした雅紀が愛おしくてたまらない。

 

「・・・・だってさ・・・好きすぎるから・・・

そんなんじゃ物足りない。しっくりくる言葉がないよね・・・困る・・・・・・・」

今日の雅紀は本当にご機嫌斜め。

 

めちゃくちゃ

愛おしい・・・・スネ夫君だ。

 

 

繋がったままの体

 

互いの熱さに

酔いしれながら

 

 

その熱さに

 

「「アモーレ・・・・・・」」

2人でシンクロした。

 

ぴったりの表現。

これ以上もこれ以下もない・・・。

 

 

クスクス笑って

 

 

 

また

愛に溺れていく

 

どんなに溺れても

息絶えない

 

愛は不滅

 

永遠・・・・・・・だから

 

 

 

「俺のアモーレね、翔ちゃんが」

 

「俺のアモーレだよ、雅紀が」

 

相思相愛なのに

なぜか競い合って

互いの体中に

無数の愛の証しを残して

 

仕事できなくなっちゃうってお互いを責めながら

それでもやめない

 

測ることが出来ないほどのものなら

 

「不毛だな。アモーレで勝負なんて。どっちも引く気ないしな。俺たちアモーレすぎるってことだろ?  つまりアモーレ中のアモーレってことかもな?」

 

やがて

勝敗を決めるのを諦めて妥協点を探そうとすると

 

「それ、最上級な感じだね」

気に入ったって雅紀が笑った。

 

どんなに愛してたって

もっともっと愛したくなる

 

たった一人のひと(アモーレ)だから・・・・・・・

 

 

「愛してるよ」

 



微笑みあってまた互いに新しい愛の痕を刻み込んだ。

 

 

 

Fin