家を購入するのも墓石を購入するのも基本的には同じです。 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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家も墓石も購入するときの注意点は同じだと思います。

 

みなさんはどうやって家を建てましたか?、これからどうやって家を建てるんですか?

 

前の記事で住宅のことを書きまして、

なんで石屋が住宅の事を書いたかというと

  • 素人は知識がない。
  • 有名なハウスメーカーに吸い寄せられる。
  • 見積書の裏側を分からない。
  • 先入観を持ちすぎる。
  • etc

これって墓石を購入するときの状況と同じではないかと思うのです。

 

住宅購入をどうすればいいのかを書く前に

住宅購入と墓石購入の類似点について説明します。

 

 

宣伝に釣られるのは住宅も墓石も同じですね。

 

ネットで検索した時、

墓石なら有名石材店と個人経営的な石材店のHPやブログも見れます。

 

住宅の場合はさらにややこしくハウスメーカーや工務店のHPなどはあるんですが

大工さん個人のHPやブログなどはなかなか見当たりません。

 

工務店とは地元の住宅会社です。

 

 

家を建てようと思った時に皆さんはどう考えますか?

 

「〇〇〇ってとこに色んなハウスメーカー・工務店の展示場があるから行ってみようよ。」

 

「大工さんに建ててもらうくらいの資金もないしね。」

 

「外観が可愛いお家が良いね。」

 

 

 

〇〇〇とはハウスメーカー・工務店各社が集まって住宅を展示してる場所の名前です。

 

大工さんに建ててもらうと高いという先入観が住宅購入者にはあるようですが

オプションやら希望やらを伝えたら結果的には大工さんよりも高くなる場合もあるようです。

 

ハウスメーカー・工務店の中には2棟の展示場もあるんですが、

どうせならべニアも貼らずに材木がむき出したままのを見たいのですが

消防法で無理かと思います。

 

これって墓石で考えたら各石材店が集結して

大きな土地に自社の墓石を展示してるようなもんです。

 

大手もいくつかありますね。

 

しかしそこには大工さんが展示してる家はありません。

資金的にも無理です。

 

契約金を払い、毎月の定額のお金を払い、さらに家を建てて、

訪問者が来た時に応対する社員も常駐させ、

いったいいくらの費用がかかるんでしょう?

 

見学用の家は数年たったら格安で販売されます。

(競争率は凄いらしい)

そしてまた新しい家を建てます。

 

最初から25~35%を頭はつりしなくてはやっていけないんですよ。

 

大工さんの経費って

機械損料、軽トラの損料、ガソリン代、あとは人件費くらいなもんですよ。

 

対してハウスメーカー・工務店は

社員の給料、展示場の維持費、TVCM料など、HP管理代、いろいろ

経費がかなりかかってます。

 

そして経費を安くするために施工業者に支払う代金を安くし、

オプションを使わないとまともな家にもならない。

 

釣られた人は家を建設中か建った後にも何らかの不満を持ってるようで

実際に私の知り合いが5人ほど家を建てたので聞いてみたら

(5人とも業者は違います。)

5人ともまあまあかなって感じでしたがその中の2人はかなりのトラブルがあったと言ってました。

 

 

とにかく住宅購入者はTVCMなどの宣伝に頼るしかなく、

最初から大工さんに頼むと高いからという理由で競合になるのは全てハウスメーカー、

これじゃ本当の情報を得ることはできないのではないでしょうか?

 

ハウスメーカー・工務店の話を聞いて、それから大工さんの話も聞く、

これが良いんじゃないかと思います。

 

それからハウスメーカー・工務店を選んでもいいし大工さんを選んでもいいと思います。

 

 

消費者が何の情報も持っていないのが問題なんですけど・・・

 

住宅も墓石も消費者側に

家の構造や墓石の構造、使用する材木や使用する石の品質、

を詳しく説明してるんでしょうか?

 

どちらも十分な説明はしていないと思われます。

 

理由は色々あるんですが一番の理由は自社のノウハウを隠しておきたいからです。

 

特に住宅の場合はそれが顕著にあらわれると思います。

 

前出の大工の棟梁は私の家にいらっしゃったときに座敷をみて

「これは良い」とか「ここの拘りが見える」などいろんなことを言われましたが

最初私はサッパリ理解できませんでした。

 

色々説明してもらってやっと理解できました。

 

私が理解できなかったのは家の構造や建て方に知識がなかったのと

比較対象を見ていないからなんです。

 

私の家の最大の失敗点は基礎をもう少し高くしなかったことです。

 

台所だけ梅雨時になると湿気を持ちフローリングの床が濡れます。

おそらく床はいずれは張り替えないといけないかもしれません。

数十年後かと思いますが。

 

当時は家の基礎の時に土間まで生コンは打ってなくて今は土間も生コン打ってます。

基礎の考え方が変わったんでしょう。

 

富山県は10mも掘らないうちに地下水が湧き出てきます。(そうではないことも)

それゆえ日本全国でもいち早く地上カロートを作り上げたわけです。

雨水の侵入より地下からの湿気対策が地上カロートの発祥なんです。

 

 

ある建築士の方に聞いたのですが

最近はリビングを広くとる場合が多いのですがその時に一番重要なのは

梁(はり)だと言われました。

 

リビングを広くとることによって柱が建てられません。

そうすると真ん中あたりに梁を設けなくてはならないのですが

建築士さんは

「同じ材木を3つ用意する、そしてその中で曲がって無くて一番良いものを使用します。」

と言われました。

 

「やっぱり3本分の費用はかかるわけですよね?」

 

「もちろんですが施主には事前に説明して納得してもらっています。」

 

数寄屋橋次郎の〆サバは二つ仕込みをして良い方をお客様に提供して

もう一つをまかないに回すそうです。

もちろんお客様は二つ分のお金を支払うわけです。

 

 

ハウスメーカー・工務店は梁を三つ用意してるんでしょうか?

(施主がそこまで拘るならハウスメーカー・工務店には頼まないと思いますが)

 

2×4であれば薄い材料を釘で打ちまくって梁を作ります。

べニアで隠せば分かりませんから。

クロスも貼って。

 

 

私は墓石を扱う人間ですけども

正直なところこれから家を建てようと思ってる人に比べたらかなりの知識を持ってます。

 

素人なんですが知り合いの大工の棟梁に分からないことがあったら聞いてまして

どんどん知識が増えていきました。

 

 

結局どんな分野であっても新しく遭遇した場合は人間は全て素人です。

素人が知識を増やし賢くなって正当な判断を得るには

専門家の助言は必要だと思います。

 

しかしネットで検索して上位に表示されるポータルサイトばどは

なんの役にもたたないので注意してほしいと思います。

 

「古民家再生」なんかも色んなトラブルを聞いています。

 

高価なものを購入するときは本当に注意してもらいたいと思います。