既存基礎、「えっ?本当にその基礎の上にお墓を建てるんですか?」 | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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石材店各社は本当にその基礎の上にお墓を建てるという提案をしたんですかね??

 

最近なのですがある相談者から

数社の設計図と見積書が送られてきたのですが

私は目を疑りました。

 

古い高さが1尺(約30cmくらい)ほどコンクリートで作られた

納骨室のうえに洋型のお墓(形は地下カロート)を建てるというのです。

 

画像はお見せすることはできません。

(まだ商談中なのと画像を載せたことで相談者に迷惑がかかるかもしれないので)

 

各社既存基礎の上に洋型のお墓を乗っけて、

数社ともほぼ同じ見積価格です。

 

しかし私は相談者に既存基礎を壊して新しく基礎を打ち直して

建てることを提案しました。

もちろん予算より数十万円高くなるのです。

 

なぜ私はそのような提案をしたのでしょうか?

 

 

 

御影石は100年以上持ちますがコンクリートはどのくらい持つんですか?

 

相談者から送られた設計図と見積書を見ました。

予算の関係である御影石だけの見積です。

各社見積価格はほとんど変わりません。

 

しかしなからある石材店さんだけ他社とは違った設計図を作られていました。

 

 

数社は既存基礎の上に洋型のお墓をのっただけ。

ある石材店は既存基礎を全て壊し基礎を打ちなおして巻石をまわしての設計図。

 

相談者からは実際の墓地の写真を送ってもらいました。

 

私は「本当にこの上にお墓を乗っけるんですか?」

と思わず相談者に聞きました。

 

相談者は「何か問題があるんでしょうか?」と聞かれました。

 

それはいったいどういうことだと思いますか?

 

 

既存基礎は古くその上にお墓をのっけたら基礎の方が早く劣化する。

 

いただいた墓地の写真を見て既存基礎がかなり劣化してるのを確認しました。

 

この既存基礎は「カロート」でありまして、地下ではなくGLより30cmほど高いのです。

 

また黒く汚れており作られてから数十年は経過してるように思いました。

 

相談者は予算を石材店さんには伝えていたようですので

各社予算の範囲内に合わせた見積を作ってきました。

 

ここなんですよ。

私は口を酸っぱくして石材店に予算を伝えてはいけないと言ってきました。

 

予算を伝えたら石材店は新しく提案はしないで

予算に合わせた設計図と見積を作るからです。

 

そこからの商談は何の進歩も見られない価格だけの交渉になってしまうのです。

 

例えば相談者が石材店に100万円までしか予算は無いと伝えたとします。

そしたら石材店は100万円以内におさめるように設計図と見積を作ります。

 

そこにはただ金額だけの提案があるだけで

消費者が本当に望んでる事に対しての回答がないんです。

 

あと20万円考えていただければこういう提案も出来ますよ

という石材店からのより良い提案が聞けなくなってしまうのです。

 

 

今回の墓地の写真を見て

「既存基礎は壊さないと話にならんです。」

と考えたのは私と数社ある石材店の中の僅か1社です。

 

なぜなんでしょうか?

 

 

 

客の予算に合わせた見積出して事務的に仕事を進める。

 

相談者の予算は正直なところ多くは無かったです。

 

石材店は安い客が来たらロクに話も聞かないで

適当に話を進めます。

 

時にはわざと高い話をして安物客を追い払います。

 

そういう石材店は既存石材店の90%ほどであると思ってもいいかと。

 

 

言い方は悪いと思いますが、

予算が50万円の客でも300万円の客でもやることは一緒です。

 

  • 墓地を案内してもらって計測する。
  • 予算にあった設計図を作る。
  • 予算にあった見積書を作る。
  • 契約が決まれば支払いと彫刻文字の打ち合わせをする。
  • 魂入れ(開眼供養)の打ち合わせをする。

 

安くても高くても営業マンとしてはやる事は一緒ですよね。

 

あなたが予算が無いと言えば提案もなく事務的に進められます。

 

予算があれば

「このような構造はいかがでしょうか?」

「この石は弊社が特にお勧めしている石でございます。」

と言われるかもしれません。

 

安い客は事務的に進められるのは当たり前といえば当たり前かもしれませんよね。

 

 

相談者には

「既存基礎は絶対に壊した方が良いです。

見積取った石材店には基礎を壊して新しく基礎をやり直した時の

見積書をもらって下さい。」

と伝えました。

 

 

 

あなたほどのような石材店に担当してもらいたいのですか?

 

私は相談者から送られた写真を見て

絶対に既存基礎を壊した方が良いと思いました。

 

石材店数社は1社を除き既存基礎の上にお墓を建てるという

設計図と見積書を出してきました。

 

何社もあるなかで私と同じ考えをしたのは

1社だけです。

情けないですわ。

 

お客様により良い提案をするのが墓石販売業者ではないでしょうか?

 

既存石材店は言われるままに設計図を作ったのです。

 

残念ながら多くの石材店は同様です。

 

言われたままのことしかしないのです。

理由は簡単で

ただただ契約が欲しいだけなのです。

 

 

 

数社の中で1社だけ既存基礎を壊す設計図を作った石材店はどこ?

 

石の○さんです。

 

ふふふ伏字にしてもバレバレだったでしょうか。

 

そう、石の坊さんです。

 

 

墓地の写真を見たときに

「マジでこの上にお墓を建てるんですか?」

と思ったのは今井社長と私だけだったんですよね。

 

 

皆さんに写真を見せてあげたいほどです。

 

「石屋って適当なもんだな」

「信じられな~い」

「知らなかったら騙されたと思うかも」

 

などなど大谷選手が活躍した時の

ツイッターに書き込まれるような感じでやってみました。

(笑)

 

しかし冗談ではないのですよ。

 

既存石材店のほとんどが事務的に仕事を進めようとしています。

 

 

あなたの話を親身になって聞いてくれる石材店はあるんでしょうか?