6月末 宝塚のOGたちによる舞台「宝塚セレブレーション」の千秋楽を観た。
奇跡的に手に入れたチケットで、どうしてもこの日が観たかった。
というのも、私が宝塚にはまった、世紀のブーム あのベルばら初演のお二人
初風諄と榛名由梨 お二人が出演するからなのだった。
- ベルサイユのばら(1)/池田理代子
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「ベルサイユのばら」の原作は、昭和47~48年に「週刊マーガレット」に連載された池田理代子さんの少女漫画。
- ベルサイユのばら 役替わりステージダイジェスト 霧矢大夢(オスカル)/出演者不明
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あまりの人気に 翌50年 花組でパート2の「アンドレとオスカル」の上演が決まる。
お話の中から 二人の愛と死をクローズアップしたストーリー。
オスカル安奈淳 アンドレは月組から移籍した初代オスカルの榛名由梨。
これが社会現象になる。主題歌「愛あればこそ」で紅白にも出場。全国ツアーも展開。
東京で学生をしていた私は初めて宝塚大劇場まで観に来たものだ。
阪急電車も 梅田という駅も知らず、ただ、JRの宝塚で降りたらなんとかなるのでは・・・なんて思って。
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オスカルは容姿端麗で まさに宝塚の男役の美学の典型。
アンドレはオトコっぽくてたくましく包容力があって ひたすら一人の女性を思い続ける。
オンナにとっては理想なわけです。 この二人が結ばれるラストなんてメロドラマの極致。
韓流ドラマもかくあるや。
で、初演からもう40年近く。
あの頃からしたら、衣装もメイクもカツラも小道具も 何もかもが進化してる現在。
男役さんたちも 細くて小顔で足が長くて それは格好いい。垢抜けてるしね。
でも・・・去年 数十年ぶりに深夜放送で観た初演は・・・
生オーケストラのピアノの美しさ。電子楽器の入っていないクラシカルな音。
ドラマの進行は今よりかなり芋っぽいというか、もっさい感じはするけど
とても丁寧に作り込んであって 感情豊かで・・・。群舞なんか素晴らしい。
演技も ただ早口な今とは大違い。
私にとって、昭和のベルばらを越えるモノはないな。と思うのです。