1年ぶりの海外。
ベトナムは20年くらい前にホーチミンに行ったことがある。
活気のある典型的なアジアの街。
安いお洋服を買い込んだこととフランスパンが美味しかったことが記憶にある。
今回は北部のハノイと南部のホーチミンの中間に位置する発展著しい港町ダナンリゾート。
ここにステイして 世界遺産の街 嘗て交易の十字路として栄えた港町ホイアンを訪ねることにした。
ホテルはもうばっりばりのリゾート。
お部屋からラグーンへ そのまま白砂のビーチへ。
あー時間がゆるゆる過ぎる・・・シアワセ
ホイアンはこのダナンからタクシーで20分ほど。
30万Vドンというからいくらだろうと思うけど1500円くらい。
1対200位だから計算は楽。
ホイアンは1999年に世界遺産に登録された古い港町。
チャンバ王国時代から栄えた港は16世紀から19世紀にかけて
数百年の長きにわたって海上貿易の拠点として賑わいを見せた。
荷物をいっぱい積んだ船や世界中からやってきた商人が集まる街だったそうだ。
それは活気があったことだろう。
トゥボン川に面した旧市街は車両進入禁止で歩いて散策する。
古い家屋が400軒も建ち並ぶ。個人の家やお寺、華僑が建てた集会所 市場、
家は木造。だいたい2階建てで、隣と壁を接していて 表に面した場所でお商売をして奧が庭になったり住居になったり。
京都のウナギの寝床みたいな作りです。
建物には17世紀に世界中から集まった人たちの影響が残る。
中国、日本、ベトナムと。壁は黄色くて、屋根の瓦は黒で日本風。
外から見ると中国風だが、内部に入ると柱に螺鈿彫刻が美しく、吹き抜けの階段の手すりは洋風。和洋中とすべてがミックスされている。。
日本人がたくさん住んでいた証拠が地元の人がジャパンブリッジという橋。
ホイアンのシンボル的な建造物。
1593年に1000人ほど住んでいた日本人が建てたことから日本橋とも呼ばれている。
中央には小さな寺がある瓦屋根付きの木造の橋。
真夏の日差しを浴びながら家々を除いて回り お寺ではお線香の香りがして。
そうしているうちに ここはどこだろう、という気になる。
家の前に雑貨を並べているおばあさんがいたり、独特の三角の編み笠をかぶった女性が天秤棒に何かを担いで街をゆっくり歩いていたり。まさにここに、古いベトナムの港町の風情がタイムスリップしたかのようだ。