大がかりなスポットで「舞~妓はレディ~音譜」というあのメロディーがすっかりお馴染み。


周防正行監督のハートフルコメディ「舞妓はレディ」

映画「舞妓はレディ」 ミュージカル・ソングス&サウンドトラック・コレクション/ポニーキャニオン
¥2,700
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周防監督と言えば、Shall we Danceとかシコふんじゃったとか、いわゆる❤ウォーミングなドラマだ。




お話は確かにおもしろい。


構想が長いだけあって、舞妓不足で京言葉もままならない舞妓ちゃんたちが多いこととか、


お稽古のこと、花街のしきたりとかきちんと描いてる。


「下八軒」という名前で、即「上七軒」がモデルなんだろうとわかるし、京都のジモティには


ロケ地がすぐわかる。


祗園花見小路の白川や辰巳大明神らしき風情もセットで再現。


ヒロインのもねちゃんも歌が上手。


京都人にはよくわかるシチュエーションだし、嘘もない。


観ていて楽しい映画ではある。



ただ、周防監督と三谷幸喜のはっきりした違いは 毒があるかどうかなのだ。


周防監督作品には いつも悪人や毒やキツイ風刺がない。


登場人物はいい人ばっかり。ありえないじゃんそういうの。


だから砂糖菓子みたいで 「ああよかったね」で終わってしまう。


そういう意味では物足りなさを感じるのだ。


いくら賞を取ったとしても。


キャストは周防組のベテランの面々で、個人的には映画監督って綺麗な嫁さんもらうんだなぁ


顔じゃなくて頭がいいってモテるのね・・・などと、草刈民代さんを観ていた。


映画の中のしゃれたセリフやちょっとしたウィット、ノリが表に出てくるんだろうなぁ。