何とも珍しく 仕事で沖縄。


こういう機会は殆どない。


しかし、沖縄はオフで行きたい。目の前にごちそうがあるのに食べられない、という感じだ。


初めて訪れた紅型工房



琉球王国時代から伝わる貴族の衣装に使われる「紅型」は 


南国の太陽に負けない鮮やかさが魅力だ。



柿渋の和紙に型を彫って



型彫りの下に置いて使う 豆腐






反物に型を置いて 餅米とぬかを混ぜた糊をハケでのせていく



そして色置き



染料じゃなくて顔料を使うのが 紅型。 まるでキャンバスに絵を描くようだ。



色あせない 発色が綺麗 大胆な柄とデフォルメされた意匠。


どれも大陸から入ってきた物なのだろう。


陶器を窯に入れるように 染色が終わった物を 蒸し器で蒸す。


家庭用のサウナみたいだった。


水洗いしてできあがったときに 紅型は命を吹き込まれる。


友禅などの染め物と違うのは 一切の分業がないこと。


デザインから 型作り 下準備に色置き 蒸し上げるまで すべて一人で行う。


だからこそ、生まれると言う表現が似合う。