沖縄へ行くと 遊びほうけてばかりいるが、


実はダイビングを始めるずっと以前、今から20年以上前に仕事で訪ねたときに


南部の ひめゆりの塔から平和祈念公園、陸軍の地下基地など、


戦争の傷跡を回った。



観光産業がメインの沖縄だが、基地の存在も含めて、


地上戦が行われ、うちなんちゅの犠牲の上に ヤマトの平和がある、ということを


強く刷り込まれたのだった。


だから、遊びには行くけど ちょっとだけ胸が痛い そんな気持ちは持ち続けているのだ。





今回は 平和祈念公園にある平和の塔で、ある祈念法要が行われ


その取材に同行した。


記念公園から見た太平洋。



空や海の青さが悲しい。


この下に 人々が隠れた洞穴 ガマがある。




広場から見る平和の塔。




またここには 全国各府県の 慰霊の塔がある。


それぞれ出身部隊が沖縄のあちこちで戦場に散ったのだ。




日本の防衛を米軍に頼り、その基地の殆どを沖縄に負担させている。


しかし、沖縄の人たちにとって、基地もまた生活の糧を運んでくるビジネスでもある。


沖縄の若い世代にはちょっと複雑な思いがあるかも知れない。


内地の人間が観光でお金を落とすのはいいだろう。


でも、それ以上に考えるべき事があるのではないのか、と自問するのだ。