宇奈月温泉がある黒部峡谷には、いくつもの渓谷があって
そのうちの一つに「猿飛峡」というのがあります。
川幅が狭く、昔は猿が飛び越えた(?)というところから名付けられた猿飛峡へは
こんな崖っぷちや、要塞のような場所を、欅平から約20~30分歩いてようやく到着します。
整備はされているので歩きやすいのですが、平坦な道ばかりではなく、
階段もある為、結構な運動量になります(笑
要塞のようなこの場所は、中が通路になっています。
ところどころ照明が点くようになってはいても、中は薄暗く狭いので
閉所恐怖症には辛い場所なんだろうなって思わされました。
時には景色を写真に撮りながら、
でも、黙々と歩き続け、ようやくたどり着いた「猿飛峡」
特別名勝・特別天然記念物に指定されているらしく、
晴れていたらもっと綺麗な景観なのだろうと思わされます。
猿飛峡からまた欅平に戻る途中、河原展望台に立ち寄りました。
このすぐ側に、足湯が楽しめる場所がありましたが、
まるで芋の子を洗うような・・・密度がハンパ無い状態でしたのでパス(笑
父と娘は、写真を撮るのに真剣です(笑
欅平の近くでお昼ご飯を食べて、いよいよ本日の宿に向けて出発です。
宿のある「祖母谷温泉(ばばだにおんせん)」を目指します。
ゆっくり歩いて約1時間。
途中、岩壁をえぐり取って作られた歩道があります。
ここは大きく口を開けた岩が人を飲み込むように見える為「人喰岩」と呼ばれています。
さらに先を目指して進むと、道路のあちこちの管から湯気が出ています。
宇奈月温泉街に源泉を供給している管なのでしょう。
かすかに硫黄に臭いもしてきます。
目指す「祖母谷温泉」はもうすぐ?という所で
目の前に猿の群れが!!!
2頭しか写せませんでしたが、子猿を含む5~6頭の群れでした。
その中のボスだと思われる大きな猿が、私たちに向かって威嚇してきます!
「目を見るな!
目を合せたら襲いかかってくるぞ!」
と夫が叫んだけど、あーいう時って怖さが先にたってしまい
どうしても猿を「ガン見」してる自分にハっとしてしまいました(汗
ボス猿が戦闘態勢になっている気がしたので、
思わず持っていた折りたたみ傘を広げて、こっちも威嚇!
って、イノシシじゃあるまいし、猿には効かないだろ・・・って
ほんの少し頭を過ったけど、傘を振り回すブンブンという音に驚いたのか
崖を降りて茂みに消えていった猿たちでした。
猿に襲われる事もなく、ほっとしてまた歩き出したら、
宿泊予定の「祖母谷温泉」の山小屋が見えてきました。
~ 次は温泉♪ ~
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ふぅ。記憶を頼りに記事を書くって大変だね~。
この旅の後は、娘の旅立ちやら
残された部屋の片づけやらなにやら・・・
それに加えてパートの職場や
ビーチのクラブでのトラブル・・・
でも一番は、脱力感かなぁ。。。
それも少しずつ癒えてきて、ようやく書かなきゃという気になりました。
遅いね。。。ほんと(汗