1月2日です。のんびりお正月しております。明けましておめでとうございます。

2022年大晦日は、地元の神社へ御参りに行って、熊手と破魔矢を納め、夜は年越しそばを食べて、紅白歌合戦を観て、ジャニーズのカウントダウンも観てと、家族と一緒にベタに過ごしました。家族行事にベタはいいものです。

紅白はなんだかんだ面白かった。元春なかなか出てこなくて目立ってたねーとか、石川さゆりのバックの演奏スゲーとか、LAST ROCKSTARSに雅の良さが出てねーとか、橋本環奈かわいいーとか、皆で勝手なことをいろいろ喋りながら観てました。

年が明けて元旦、昨日は娘と一緒に刀剣乱舞の舞台のBlu-rayを鑑賞しました。
「ミュージカル『刀剣乱舞』〜静かの海のパライソ〜」。娘は購入してからすでに一人で4〜5回観てるとか。あまりにも良かったので誰かと共有したい!ということで、僕を引っ張りこもうと誘ってくれたみたい。

僕は刀剣乱舞のことはよく知らないのですけど、まぁ特に用事もなし、新年早々に舞台鑑賞ってのは正月にやることとして悪くない、と思って、失礼ながら特に大きな期待もせず、二人で仲良く一緒に観ました。
率直な感想、予想外に、すごく面白かった。刀剣乱舞の予備知識はなかったけども、歴史を変えようとする悪者と、それに立ち向かい戦う刀剣男士(日本刀の精霊?)と聞けば、ああ、これってタイムパトロールものと戦隊ヒーローものが一緒になったみたいじゃん、と、五十路の親父にもすぐ親しめました。タイムボカン大好き。刀剣男士はオタスケマンか。

先入観として、キャラ萌え重視のボク可愛いでしょ演技ばかりの舞台だったらどうしよう、と心配したのですけど、そこはちゃんとしっかりした(?)お舞台で安心しました。確かにそういう役柄もあったけども、すぐ気にならなくなった。お芝居も歌も上手だったし、照明や音や音楽も凝っていて、結構ズッシリと見応えあった。

今作で扱ってる歴史は島原の乱、天草四郎のお話で、当然ながら結構ヘビーな血なまぐさいストーリーなのですけど、でもちゃんと娯楽活劇として、難しくなり過ぎず、二時間十分の上演時間中ぜんぜん退屈することなくテンポ良く見れました。

歴史を変えようとする悪者ってのが結局なんなのか、そこはただ《悪者》ってだけで、詳しく説明されなかったけど、そういう根本の設定はファンにはおそらく周知のことで、流して観ていいのでしょう。オジャママンかドクロベェの類とぼんやり思ってればいい。

ミュージカルはいいですね。楽しいです。劇中で歌われる歌は役者の台詞でもあるのだけど、歌詞が場面に上手くハマってました。《ミュージカルっぽい》風の取ってつけたような感じでない、腰の入った作曲の美メロディで、これはバカにできないぞと観ていて感心しました。

まぁ、キャストが全員男性ってのは、宝塚の性別が逆転してるなーって、つい思っちゃいますね。芝居のあとにコンサートが始まってファンがペンライトを振る絵も、宝塚でいうレヴューとイメージが被ります。観せる側はしっかりプロでお客を楽しませようとしてる。芝居したあとに歌って踊って大変だ。

さて、1月2日。家族は箱根駅伝に夢中です。学生連合のトップ独走で盛り上がってます。僕はその間、朝飯食べて、一人これからBlu-ray鑑賞。


2023年もよろしくお願いします。


マシス