7月最後の土日は、どこの誰とも約束のない、完全オフな二日間でした。今年度になって、全く予定のない土日って、いつ以来だ?と思い出せないくらい。あといくつ寝ればお休みお休み、と久々に心躍りました。

だって、なにをしてもいい二日間ですよ。なにもしなくたっていい二日間。思いつきでフラッと出かけてもいいし、面倒なら引きこもっていたっていい。すべては自分の気分次第。好きにしてて誰にも迷惑かからない。予定がない休みって、なんて素晴らしい。

となれば、暑いんだからどこも出たくない。わざわざ混んでいる場所にも行きたくない。だって何の約束もないのだから。家でずっとゴロゴロするのだ。誰にエンリョがいるものか。涼しい家の中で、のんびりDVD鑑賞をしましょう、と相成ったのです。

ゴロゴロ週末をする準備のために、土曜日はちょこっと近所のスーパーへ行きました。店内には、おそらく花火へ向かうであろう浴衣のお客がチラホラ。粋なものです。暑い中ご苦労様です。僕らは家でゴロゴロするのです。チンするだけのパスタと、お菓子とジュースを買い込み、帰宅。

連れ合いと娘と一緒に、夕飯とお菓子をテーブルに広げ、さながらプチ家族パーティー。エアコンの効いた涼しい部屋で、パスタを食べ、ポテチやチョコをつまみ、コーラを飲みながら、SnowmanのライブDVDを大音量で鑑賞。

娘や連れ合いほど詳しくないので(二人はスノがジュニア時代からのファン)、二人が盛り上がってる場面のすべては把握できてない僕ですが、それでも渡辺翔太の目が覚めるような歌唱と雄叫びは、五十路の親父をもゾクゾクさせてくれる。Snowmanのどの歌を聴いても、しょっぴ早く雄叫ばないかな、と雄叫び待ちをしてしまう僕です。オーイェーェーェーェー!。

ライブで聴く「ミッドナイト・トレンディ」「TOXIC GIRL」カッコイイ。アンコールの「ナミダの海を越えてゆけ」は大好きな曲。これ、一緒に口ずさむと、冗談抜きで、嘘偽りなく泣けてきます。サビの歌詞がたまらない。僕の心中の全ての少年が泣く。

失敗の数だけ増えようが/間違いなんて誰が笑えようか?
(「ナミダの海を越えてゆけ」Snowman)


 


四月の発売日に買って、ゆっくりゆっくり読んでいた村上春樹の本も、ようやく読了しました。
「街とその不確かな壁」村上春樹

読み始めてからかれこれ三ヶ月強、これしきの文量に、なにをそんなに手間取っているんだ、と言われそうですが、本著に関しては、あえて一気に読まず、チビチビと休み休み読みました。いや、最初は一気に読みたかったけど、読むにつれて、もう、終わってほしくなくて。

特に第二章。永遠にこの第二章が続いてほしいとさえ思った。ここでの主人公の日常が見れるならいつまでも読んでいたい。喫茶店のブルーベリーマフィンの美味そうなこと、子易さんとの会話、地下室の暖炉、図書館の少年、すべて愛おしい。

序盤、第一章まで読んだ時、仮にここで終わっても、これはこれで風変わりな短編(中編)小説と、完結することも出来たろう、と思いました。きっと同じ感想を持った人も多い気がします。

そうなると第二章は、きっと「ねじまき鳥クロニクル」の時のように、《この小説にはまだ何かある》と、作者の筆が走ったのではないかしら、と創作過程を妄想しつつ読んでいたのです。読了後、著者の後書きを読んで、あながち大きく的を外した妄想でもなかった、とひとり心地ました《ピタリ当たっているわけでもない》。

村上春樹の過去作品と比べて本書は、、なんて感想は言いません。僕は読んでいる間、とても楽しい時間を過ごせました。第一章を読んで、これはちょっと期待してた村上春樹と違うぞ、と思った人も、第二章、第三章を読めば、そうそう、こういうのが読みたかった、と思うんじゃないかしら。かといって第一章の座りの悪さは消えるわけじゃない。そんな意味でちょっと無骨というか、歪な長編小説だと思いました。僕は好きです。
最近、中古CD屋で見つけたスティーリー・ダン(?)のCD。
《スティーリー・ダン》以前のウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンのレコーディング音源だって?と飛びつきました。スティーリー・ダンの自伝を読んでいたので、二人がスティーリー・ダン結成前にレコーディングした音源をついに聴けるか!とかけてみたけど、僕の思ってた内容とはちょっと違った。ライナー読んでもどういうものか、いまいちよくわからない。

バンドで録音した音源には、おお!って思う楽曲もあるのだけど、繰り返し聴きたいかと言われたらそうでもない。ドナルド・フェイゲンのピアノ弾き語りにコーラスをつけたデモ音源とか、確かに貴重だし凄いクオリティなんだけど、これ聴いてもスティーリー・ダンを楽しんでる気分にはならないよなー、って思っちゃう。「バリータウン」の弾き語りとか、へぇーこれが原型かーと感慨深いものがありますけどね。貴重なレア音源には違いありません。
土日、ほとんど家から出ず、グータラできたおかげか、デトックス効果があったようです。身体が疲れを思い出した如く、まるでサウナの後のように疲れが吹き出して、月曜日は一日ずっと身体が気怠かった(エアコン疲れかもしれないけど)。今ようやくスッキリしてきています。本来の自分の体調に《整った》のかも。こういうのを整ったというのかしら。


次の土曜日は、マムゼルでミュージックアソートです。ラフレシアがお呼ばれしています。
僕も応援にのぞきに行って来るつもりです。お時間のある方はぜひお運びくださいね。オープンマイクもやってますよ。楽器持ってぜひマムゼルへ。

日曜日は午前、午後と、町内会の用事でバッチリ潰れる予定。ダリィ。今年はホント、こんなのばっかし。



マシス