けっこうな雨の降った月曜日、2024年2月19日、浜松のビストロサーカスに行って来ました。【静岡VS山梨 〜ガチンコバトル〜喰うか?喰われるか?】山梨と静岡のWママによる企画にお声掛けいただき、歌わせてもらったのです。
30分の演奏時間を10組で回して5時間。転換と休憩時間を入れてたっぷり6時間を越えたイベントとなりました。平日ですよ。月曜日の夜に何て企画だ。
普段は山梨で活動している演者さん達がドワっと遠征してきてくれて、浜松で生演奏を観れるなんてスゲー贅沢。静岡勢だって、実は僕は初めてお会いして聴く方ばかり。一夜にこんな機会はなかなかないぞ。

と呑気に思ってたら、皆さんリハで凄い歌を鳴らしてくれてて、おいおい僕はここに居て大丈夫かしらとビビりました。

マシスは静岡勢だからって、普段は田舎にいますので、浜松で歌うとなると毎回それなりに緊張してるとゆーのに、周りがお初ばかりのこのアウェイ感?。ドキドキしながらリハを聴いてました。もちろん、何が起こるかってワクワク期待のドキドキも含めて。
本番直前、マリナーズのピアノの電源コードの断線が発覚。それを静岡ママがハンダでチョチョイと直してしまってびっくり。もともとこっちが本職だもん、とサラッと仰ってたけど、そうなの?あまりの手際の良さに感心しました。

この日はグレープフルーツムーンというクレープ屋が出店してくれてました。
早い時間に僕も購入。美味しくてこのあともう一枚食べた。

定刻18時よりWママの挨拶で開演。一番手は山梨より【マリナーズ】から。
噂のマリナーズを初めて生で聴けました。こんなに邪心のないステージってあるか。直球の声の力がヤバい。皆が凄いぞと言ってた訳が解った。一曲目のマリナさんのピアノ演奏(スティングのテーマ)も素晴らしかった。
テッド加藤さん(山梨)のブルースハープとLilly飛知和さんのギターとのコラボレーションも披露。砂漠の砂のつぶがこんな風に集って寄り添ってる。歌詞と歌に泣きそうになった。

《オレがギター弾いてる横で【地球】が歌ってる、ヤベェって》飛知和さん談

二組目、【ストレンジサーカス】(静岡)。
静岡勢ですが、初めて聴けたバンド。弾き語りから始まって、後半はバンドセットへ。とびきり素敵な声、上手い演奏、良い曲と三拍子揃ったご機嫌なステージ。耳がずっと心地良かった。白の黒の歌が好き。テッドさん(山梨)こちらでもボーダレスに演奏参加。

三番手、【永宮仁志】(山梨)。
天をも割くかのように突き抜けて伸びていく声。本当に太陽まで届きそうだった。16ビートのカッティングと洒落たテンションコードを駆使して、歌う曲歌う曲ぜんぶカッコイイときた。良い曲ばっかりじゃん!と脱帽。
またまたテッド加藤さん登場。

四番手は清水MOTO STUDIOより、【MOTOYOSHI】(静岡:清水)。
MOTOYOSHIさん、お名前とお顔はSNSのあちこちで見知ってましたが、この夜が初対面。ステージの佇まいがただもう格好良い。パワフルで真直ぐな歌声が素晴らしいこと。歌が寄り道なしに胸にズドンと来るのでオオッとなった。ラストに歌った曲がマァ染みた最高。

前半ラストの五番手は【永瀬楓】(山梨)。
その繊細な歌声は女性と紛うほど、力強い声はまた野獣の如く強い。まるで男性と女性が入れ替わるかのように、曲の抑揚に合わせて、スッと引き、入れて、と巧みに声を操るので、耳がハッと捕らわれてしまう。楽曲も演奏もスゴくて、本当に翼が飛んでいくようなステージでした。

ここで前半戦終了。えらいテンションの高さで、ウッカリこのまま夜が終わりそうな勢いでした。先にも書きましたが、山梨の皆さんがわざわざ来てくれて、浜松でこれを一晩で楽しめるなんて凄いぞ。

ここで21時すぎ。休憩を挟んで後半は僕、マシスから。続きは次の日記で書きます。


後半戦はこちら↓

マシス