前の日記の続き、静岡VS山梨 at ビストロサーカスの後半戦を書きます。
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前半戦の皆さんのステージを観ながら、《うおー》《歌、エゲツな》《ギターうめぇ》《良い曲ばっかりじゃん!》などと僕がイチイチ感嘆の声を漏らしていると、静岡勢の一人のユータ君がいつしか隣にスッと来て、《ヤバいっすよねー》《マジかよー》、と合いの手を入れてくれました。
ユータ君は以前にお会いした時に挨拶をさせてもらって、ちゃんとイベントでご一緒するのは今回初めて。休憩時間にずっと小さな声で《俺の出番、なんでこの位置なのー、おかしいよー》とブツブツゆってて、面白い子だなと思いました。
ユータ君の出番は後半の三番手。大将の二組が登場する直前。《ママが、ユータは凄く良い歌を歌うんだよー、って言ってたから、期待されての並びだろう》、と励ますも、ユータ君、またそうやってプレッシャーをかける、とブツブツ。
(と言ってユータ君、本番では別人のように豹変し、エゲツなく圧倒的なパフォーマンスを観せてくれたのでした)
ちなみにママは僕のことも《マシスは凄い》と事あるごとに喧伝してくださり、本当に勿体ない畏れ多い。ママの評価に応えられる自分だろうかと気弱になりますが、信じてもらえるのはこの上なくありがたいことです。
休憩時間が明けて21時25分。後半戦の一人目(六番手)は、僕【マシス】(静岡 : 森町)。写真は自分の確認用に撮った動画のスクリーンショットで。
続く七番手はこの日の最年少演者!【リトルアール】(山梨)。
リトルアールさん、なんと中学三年生!自作の歌を力強く熱唱。こんなに若くてちゃんと客席を楽しませようとするステージングは堂々としたもの。静岡ママ作詞の新曲も披露。会場の熱を一気に上げて盛り上げてくれました。
八番手、【ユータ】(静岡)。
生演奏を聴くのは初めてのユータ君。とんでもなく素晴らしいロックな声。歌わなければいられないという必死さが溢れて零れるような叫び、楽曲、ステージ。弦を切りながらの熱唱。新曲と言って歌われた歌(おそらくは飛知和恵次に捧げた歌)が良すぎて本当にグッときた。
九番手は【MIYA】(山梨)。
歌い始めてすぐ、すべて任せてついて来いと言わんばかりに、一気に空気を掻っ攫ってゆきました。歌声、ギターストローク、楽曲、べらんめえな口調、どれも力強さと色気と不器用な優しさがいっぱい。山梨から来たピーター・パンは弦を切りながらも、叩き上げの兄貴感で会場を沸かせました。
テッド加藤さん、またまた登場。《テッド、今日一番(ステージに)出てんじゃねーか!》。
そして最後、この時点で23時45分。十番手、トリは、
【飛知和恵次 ・我楽】(静岡)。
静岡のママとのユニット【我楽】の演奏から。オリジナル曲を二曲披露。前半戦↓
こんな凄い面子に混ぜてもらって畏れ多い気持ちですが、《マシスだってヤバいんだから》とお声掛け下さったママに感謝。ご機嫌な刺激をいっぱいもらえて、すぐにも歌が作れそうです。実際に帰り道で三曲メロディが浮かび、慌ててすぐ車を停めて携帯に歌って吹き込んだ。けど、三曲のうち一曲は忘れてしまった残念。それくらい刺激的だった夜でした。
追記。山梨にも歌いにおいで、とお声掛けいただき、嬉しかったです。機会があればいつか、きっと行きます。
追記。みんなとっくに知ってたかも知れないけど、ユータ君のステージが凄く良くてシビレました。この声を持ってるだけでズルい。歌わずにいられない、という衝動で歌を放つことで自身を癒やすような、いわば自分探しタイプの演者さんかと思いきや、その紡ぐ歌詞が、ちょっと、あまりにも僕の腑に落ちる言葉を選ぶので、ウワッと思った。
すごくエラソーで恐縮ですが、ステージを観ながら何度も、ああ、解ってるな、と思いました。ここ、に気づいて歌詞作りが出来てる人に会ったのは、ひょっとしたら初めてかも(僕自身もやれてない筆の運びをおそらく肌感覚で体現してる)。まだユータ君を知らない方、ユータ君のステージを観る機会があったら是非のオススメをします。
マシス