相手の状況に配慮する、感情的にも論理的にも相手に理解して頂いた上で納得していただく。


コミュニケーションのゴールは相手をこちらの意図した方向へ動かすこと。なんて定義をどこぞで聞いたことがありますが、やはり仕事のできる人というのは空気を読む力と、相手を説得する力に優れているんだなぁと感じることがよくあります。


これは背景には、しっかりと自分の意見があり、サクセスストーリとしてやりたいことが明確であることが前提として必要となります。


しかし、最近仕事していて思ったのが、にっちもさっちもいかない状況下に追い詰められた場合「本音」と「建前」を使い分けて、うまく切り抜ける策を考える、説得方法を考える必要性に迫られた場合には、何を優先して事柄を整理するか決めて、関係者に伝える力というのもまた踏ん張りどころでは重要なのだなぁと感じます。


これは、やはり人を相手にする以上、論理的にならばすでに解決している話が感情論入り乱れて関係者それぞれの思惑があり複雑化した場合、ロジックだけではどうにもならない事がままあるためです。


バカ正直に事実だけ伝えると、本来目指すゴールが関係者全員一緒でも立場によって「解釈」が違うので、回りに振り回されることとなってしまいます。


この事実に対する「解釈」及び「感情」というのは、非常にやっかいであり、私は海外生活が長かったためか、どうしてもこの点について配慮を怠りガチです。「本音」と「建前」というのは正直あまり好ましくはないのですが、逆に馬鹿正直でも物事はいい方向に動いていかないのだなぁと仕事をしていて感じました。


全て段取り済み、想定の範囲内なんてことはまず今の時代ありえない話ですから、窮地を切り抜けるためそれぞれの事情に配慮して話をまとめる力は、なんとかして得たいと感じます。具体的には、とりあえず紙に書き出して整理して考えて周りに相談するしかないのですが。