FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)ってご存知の方はいらっしゃるでしょうか?


簡単に言えば、国際的な森林の管理・維持基準で、条件を満たしていればFSCの認証を得た木材としてロゴマークをつけて販売できるみたいですね。


国際的には、オバマ大統領の就任式の招待状がFSC認証の木材で作られた紙である等認知度はそれなりにあるみたいです。


日本では、FSC木材の認知度はまだまだ低いみたいですが、キッザニアの一部商品で使われていたり、ミニストップがFSC認証木材のみで店舗開発してニュースになってたり、三井物産が自社所有の山林で認証を取得して売りに出したりしたりと最近一部で話題になっているみたいです。


三菱製紙株式会社が、自社の紙製品について、つい最近FSC取得した木材で紙を作り記事になっていました。


三菱製紙株式会社


FSCの基準をクリアーし認証を得るコストと、FSC取得後の木材の売値がコストに見合う価格で流通されるようになるのであれば、森林を持っているオーナーさんとしては、非常に助かる話ですよね。


不動産として考えると森林は価値が非常に微妙なのですが、山林の有効活用を考える上で開発以外の選択肢としてこの認証を取得して木材を売る等選択肢ができてくると面白いのかもしれません。


この認証制度が日本でも広まって、企業はこの認証された木材を使用することで環境面への配慮をアピールをし、オーナーさんは適切な維持管理をして森林の木材を売って設けられるようになるととてもいいと思います。


まあ、今の日本の株式市場で適切な企業努力を評価して投資をする投資家がどれだけいるのかは微妙ですし、実際流通価格にこの認証制度がどれだけ効果をもたらすのかは、分からないのですけど。


参考:FSCについて