アメリカ不経済がしばらく続くとなると、株式が残念なことになっちゃいます。

26日の発言後市場がどう動くかは見ものですね。



依然先行き不透明でも、世の中全体ではお金あまっていて、北欧とかに流れて通貨は暴騰しているみたいですし。悲観論が出るとぶわーっと相場が下落してふりまわされます。



米国も、「失われた10年」とされた日本の二の舞になっているといった見方が再燃してますね。ただ、日本経済が長期低迷になった主因はデフレ、物価下落だったのに対し、米国では依然として物価は上昇してますんで、その点では、日米はまったく似ていないと思います。


日本経済が「失われた10年」、さらに「失われた20年」にもなろうとする長期低迷に陥った主因はデフレです。そんな未曾有の長期デフレをもたらしたのは、政策があほだったからですかね。平均年齢が50~60の国で内需が育たたないのも大きな原因でしょうか。後は、生産性が労働人口の減少で低下しているという話もあります。



いずれにしても、そんなデフレ、物価の下落により、いくら金利を下げても、名目金利からインフレ率を引いた実質金利が下がらないところとなってます。このため、日本では企業収益の回復も伸び悩み、その結果低金利を続ける中でも株価が急落するといった事態が起こりました。



回復のめどがなかなか見えてません。よって、日本国内に投資しようという気には、なかなかなれません。

米国がこうなっちゃ大変まずいわけです。



「100年に一度の危機」の後、米国でも利上げをしないにもかかわらず株価が急落し、2割以上の下落を意味する「弱気相場」突入寸前まで何度か追い込まれると、日本の二の舞といった意味で「日本化現象」との声が強まりました。



しかし、生産性の低下といった現象は、日本と米国では異なります。その結果当然ではありますが、米国では物価の下落、デフレは今のところ確認されておりません。このため、名目金利からインフレ率を引いた実質金利は低下してます。要するに、利下げおよび市場金利低下の景気刺激効果は依然として見込める状況にあるわけです。



こんなふうに見ると、米国は日本とは似てません。似ていないにもかかわらず、利上げもしないのに株価急落、景気後退に向かうことになるんでしょうか。ちょっと悲観的に下がりすぎてるんじゃないかなぁという気がしています。