Q&A1348 30歳、両側チョコレート嚢腫、低刺激採卵で結果出ず | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 30歳、両側チョコレート嚢腫(両方3cm以下、ope経験なし)、夫乏精子症
採卵を5回しましたが、低刺激なので常に2〜3個空砲、変性卵、未成熟卵、成熟卵色々です。未成熟卵、成熟卵は胚盤胞になりますがいつも6日目胚盤胞です。今までに新鮮胚、胚盤胞移植しましたが着床すらしません。誘発はいつもクロミッドのみです。誘発方法が悪いのでしょうか。それとも30歳の年齢で赤ちゃんになる卵がもうないのでしょうか。誘発方法は今後も変わる事がないので今後の方針をどうしたら良いのか分からず途方にくれています。先生でしたらどんな方針で治療を進めますか。やるとよいことはありますか。

 

A その方に合った刺激を行えば、もっと多くの卵が取れ、たくさん取れれば、その中に良い卵が含まれるはずです。ぜひ、しっかりした刺激周期を行なってみてください。また、卵子の改善策として、ビタミンD、テストステロン、DHEASを採血し、不足しているものを補充してからトライしてください。