Q&A1376 39歳、第2子希望 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 39歳
一人目、アンダゴニストで採卵、凍結胚盤胞移植、妊娠、出産と一回でうまくいきましたが、二人目が6回移植しても妊娠できません。
すべてアンタゴニスト誘発、凍結胚盤胞、一度だけ内膜がうすいということで、移植日を3日ほど後にずらしたとき(CD25)に、BT12でhCG271の陽性判定をもらいました。このことから、毎回移植日は遅めのほうがいいのでしょうか。一度 出産経験あり・着床ありなのですが、不育症・着床障害検査は、やったほうがいいでしょうか。

 
A ホルモン補充周期の凍結胚移植は、黄体ホルモンへの切り替え日からの日数が重要であり、それまでの日数は関係ありません。ただし、内膜が薄い時やホルモン不足の時には、内膜の厚さやホルモン値が十分になるまで待って移植するのが良いでしょう。
 
また、結果が出ていませんので、全てのオプション検査を行って移植するのが良いと思います。第1子出産後に身体の状況が変わってしまい、妊娠しにくくなることはあります。