地区大会3日目のツッコミをすこしばかり…。

 

話の主題は 「強い信仰を持つ女性から学ぶフェニキア人の女性」

 

 

■マタイ15:22からの記述からの話です。念のために流れを箇条書きにします。

 

@悪霊に苦しめられてる娘を癒してくれるようにお願いする

@最初はイエスに無視される

@弟子たちにも追い払いましょうと言われる

@イエスは『私はイスラエルの羊の所にしか遣わされていない』と理由を説明する

@フェニキア人の女性はそれでも食い下がり、偏見に囚われずにイエスに信仰を表明する

@しかしイエスはさらに女性の信仰を試す

 『子供たち(イスラエル人)のパンを取って、子犬(異邦人)に投げ与えるのはよくない』と述べ、  優先順位があることを説明する(ユダヤ人>異邦人)

@女性はそれでも『けれど、子犬も主人の食卓から落ちるパンクズを食べます』と返答する

@イエスは女性の信仰を認め、娘は癒される

 

 

 

 

■では、この記述をどのように現代に適用させるのか?

(ビデオが流されます。その部分を書き起こします)

 

@ある日 同僚が エホバの証人の真実を暴くという動画を送ってきました。ちょっと見たくなりました。

@でも エホバの証人と最初に出会った時のことをふと思い出しました。いろいろ教えてもらってわくわくしました。神の名前はエホバであること、神の王国は天に政府があること、などなどです。
@僕は エホバの証人のことを悪く言う人の話を聞いても仕方がないと思っている。みんなはどうだろう?そうは思っていないようだ。
@エホバの証人は本当に愛にあふれている。本当の家族のようだ。単にいい人たち という訳ではない。聖書を正しく理解している。

@エホバの証人のことを悪く言う人たちの話を聞きたくはない。本当の神エホバを崇拝していることを、この目で見ているのだから。

 

 

 

 

■話し手はどう説明するのでしょう?(書き起こします)

 

この若い男性は エホバの組織に信仰を持つようになりましたね。そのため 悪く言う人たちの嘘に惑わされませんでした。
@フェニキア人の女性の信仰に似ています。女性はイエスがエホバに用いられていることを認め、イエスに信仰を持ちました。

@では 私たちはどうすればフェニキア人の女性の強い信仰に倣えるでしょうか?
私たちも エホバに用いられている人たちを見分けて支持する必要があります!
 その人たちはマタイ 24:45に出てきます。そこでイエスは 「忠実で思慮深い奴隷」を使って、「食物を与える」と予告していました。
@では 統治体が「忠実で思慮深い奴隷」だと確信できるのはどうしてでしょうか?3つの証拠を考えましょう。
つ目に 聖なる力が統治体を導いています。
 例えば 統治体は聖なる力によって聖書の真理をよりよく理解してきました。コリント第一 2:13のパウロの言葉と同じように感じています。「私たちは⋯⋯話す⋯⋯際、人間の知恵によって⋯⋯ではなく聖なる力によって教えられた言葉を使います」
つ目に 天使が統治体を助けています。
 統治体は 世界中で行われている大規模な伝道活動を監督しています。伝道者は800万人を超えています。場所によっては激しい反対に遭いながらもこの活動がここまで拡大したのは
強力な天使たちの助けがあったからにほかなりません!
つ目の証拠は聖書に頼っていることです。
 宗派によっては 信者の受けを良くするために聖書の教えを歪めることがあります。でも統治体は常に神の言葉に基づいて決定を下し、一般の見方に左右されることはありません。

@エホバが間違いなくイエスを通して統治体を導いていることを確信できます。
@たとえ反対者たちが悪く言うことがあっても
統治体とエホバの組織から離れることなく従い続けましょう!
@そうするとどうなりますか?フェニキア人の女性を思い起こしましょう。女性の信仰は報われましたか?はい!娘が癒やされました。同じように あなたも強い信仰を示して指導者イエスに従うなら永遠の命という報いを受けられるでしょう。

 

 

 

いや~…。凄い話ですね。

フェニキアの女性の話からこの適用にこじつけるところは圧巻ですね。

 

結論:反対者が悪く言っても統治体とエホバの組織から離れることなく従いましょう!組織のマイナス情報は見ません、聞きません。

 

ある意味脱帽です。┐(*д*)┌ヤレヤレ

 

 

ところでビデオの後に話し手は何と言いましたか?

 

『この若い男性は エホバの組織に信仰を持つようになりましたね。』

 

いやいや…アカンやん!大失敗やん!!

 

何度も言ってますが、組織である以上秩序を保つために責任者なりリーダーは必要であることは認めます。

し・か・し!

 

 

組織や統治体は信仰の対象ですか?違うでしょ?!

 

 

以前に『組織に忠節』とかいうフレーズが出てきて今回と同様の感情が沸きましたが、前回を上回りました。だって『信仰』ですよ???レットに信仰心示すの?モリスに忠節?おかしいやん!!!

 

 

クリスチャンにとって、『信仰』や『忠節』の対象は、あくまでも神さまやイエスキリストであり、組織に対して必要な感情は?と言われれば、『然るべき敬意』と『協力』の精神なんじゃないですか?

 

 

一般のキリスト教会の牧師が、『私たちの教会に信仰を示してください。そして牧師には忠節を示しなさい!』とか言ってる姿って想像できます?!想像つかないですよね。でもそれを言ってのけるのが『エホバの証人』ってことですね。いかにトンチンカンであり、罰当たりなことを言ってるのか容易に想像がつくのではないでしょうか。自分たちは信仰や忠節の対象ではないということ(線引きをハッキリさせないといけないこと)を説明しないといけないのが聖書を教える者としての務めではないのか?そのように思います。

 

 

先日のスプレーンの話といい、組織崇拝と保身に必死ですね。

失笑すると同時に、こんな組織に属している(た)ことに対して、とても恥ずかしいやら情けないやら…惨めな気持ちになりますし、このような仕方で巧みに組織崇拝に導いている上層部に対し、改めて深い憤りを感じます。

 

 

この話を聞いて『ん?おかしいな…』…と思ってくれる現役信者が1人でもいることを、ただただ願います。