すでに何人かの方がツイッターなどで取り上げていましたが、今週の週中の集会でこんな発表がありました。あまりに酷い内容でしたのでご紹介。

 

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ある60代の独身の姉妹は,筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病と闘っています。数年前から病院に入院し,人工呼吸器を着けてベッドの上にいます。声はかすかにしか出ません。動かせるのは右手の親指だけで,病気は進行しています。でも姉妹は,宣教に対して燃えるような熱意を抱いています。

 

姉妹はどのように宣教を行っているのでしょうか。何よりも,伝道する機会を求めてエホバに熱烈に祈っています。そして,どうすれば聖書に関心を持ってもらえるか,自分が接する病院スタッフ1人1人について考えるようにしています。伝道の機会が訪れたら,幾つかの質問を投げかけて相手の考えを引き出し, 少しずつ聖書のことを伝えます。ある人には,神様のビッグプロジェクトについて知っているか,と尋ねま した。するとその人は関心を示し,聖書研究が始まりました。相手にタブレットを操作してもらい,質問に 答えてもらう形で研究は進んでいきます。姉妹は月に3-40時間,6-70件の再訪問,そして3~4件の聖書研究を報告しています。姉妹と聖書を学んでいる1人の人は祈るようになっており,別の人は今年の記念式に出席しました。多くの兄弟姉妹は,喜びを持って宣教に携わっている姉妹の様子から励みを得ています。

 

エホバは私たちがどんな状況に置かれていても,宣教の喜びを味わえるように聖なる力を与えてくださ います。ですから,諦めないようにしましょう。「意欲と力の両方を」 求め続けましょう。 聖書研究を1件取り決め,人々を弟子とするための努力を,エホバは必ず祝福してくださいます。

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何やねん!『神さまのビッグプロジェクト』って?!┐(*д*)┌ヤレヤレ

 

 

ま、それはさておき…

障がいのある方をダシに使ってお涙頂戴の番組にも辟易しますが、それと同じようにハンデのある方の事例を持ち出して、お前らもやらんかい!というメッセージを出すことについては怒りを覚えますね。

 

この経験談も統治体が信者に伝えたいメッセージは結局のところ、

『ALSで右手親指しか動かせず、人工呼吸器もつけてる人でも毎月30時間、再訪問も60件、研究もしてるんだ!お前はどうやねん!それでベストを尽くしていると言えるんかいっ!この姉妹よりもっとできるはずやろ!できない原因はお前の信仰の欠如!そして祈りも足りない証拠なんだよ!よく考えろ!もっと働かんかいっ!!ゴラァ!!』

というメッセージに他なりません。

 

真面目で正直ないい人こそ、『アタシももっと頑張らなきゃ』と自分自身にプレッシャーを与えてしまうのかもしれません。逆に、これを聞いて『励まされますぅぅ~』なんて思っているのならば、相当頭がわいているといしか言いようがありません。アナタはよくてもそれを聞いた他の人がどう思うかなど考えてもいない証拠ですしね。

 

とてもわかりやすい『ものみの塔の常套手段』なんですけどね…。早く多くの人がそのトリックに気づきますように。<(_ _)>