九重部屋では毎年8月のお盆休み期間から約2週間ほど
九重親方の故郷である北海道福島町で夏合宿を行っています。
福島町に1997年4月に建てられた横綱千代の山・千代の富士記念館には
立派な土俵があり、合宿期間中の力士達はそこで毎朝稽古を行っています。

ずっと行きたかったこの場所に今年初めて行くことができました。
なんでもっと早く来なかったのかと思うほど、
そして実際に行ったら毎年でも来たいと思ったほど素晴らしい経験ができました。

九重部屋を応援している方にはぜひ1度行っていただきたいので
来年以降行く方の参考にでもなればと思い、
今回の経験をブログにまとめることにしました。

☆☆☆☆


羽田空港から函館空港までは、
機内サービスを受けたりうたた寝をしている間にあっという間に着きました。
その後、空港から出てるシャトルバスに乗り20分ほどでJR函館駅へ。

クレジットカードや電子マネーは都市部のように頻繁に使えないことを想定し、
現金(特に千円札)を多めに用意して行きました。
今回の旅の移動手段として一番多く利用したバス内の両替機は
千円札と硬貨しか対応していなかったので大正解でした。

当初は函館のホテルに泊まってそこから福島町に向かう予定を立てていましたが、
鉄道とバスで2時間はかかるほど離れていて、本数もあまりないことが判明。
福島町の宿を探すも小さな民宿ばかりで一人で泊まるには多少の不安があった為、
福島町の鉄道最寄り駅である木古内駅近くのホテルを予約しました。


函館駅から木古内駅まで1両編成のJR江差線に乗りました。
終点の木古内駅まで行く電車は1日に9本しか出ていません。


木古内駅構内。
2015年度末に開業予定の北海道新幹線停車駅ということで、
駅構内および駅前では着々と工事が進められていました。
増築されたスペースを通って駅の入口(出口)まで向かっていると
所々に使われている木材の良い香りが漂ってきました。


木古内駅前の様子。駅前広場を造っているようです。
駅前には郵便局、少数の飲食店、ドラッグストアぐらいしかなく
コンビニが全く見あたりませんでした。
北海道新幹線開業後はセイコーマートあたりができるかな?

スーパーもなかったので夜10時までオープンしているドラッグストアで
飲み物を買って予約していたホテルへ。
駅前からまっすぐに伸びる道を5分ほど歩いたところにありました。

この界隈では一番大きいと思われるホテルで、老夫婦が経営しているようでした。
素泊まり1泊4800円。
設備の古さは感じられるものの、掃除が行き届いていて清潔感がありました。
お風呂は室内にあり、トイレは共同。
冷蔵庫がなく買ってきた飲み物が冷やせなくて困りました。


横綱記念館開館時刻から稽古見学するには
木古内駅前を6:20に出る始発バスに乗る必要があるので早めに就寝。
夕方からは福島町の大イベントである「やるべ福島イカまつり」も行われるので
道南地区の午後のお天気が心配でした。
広大な面積を誇る北海道、地区によってお天気が全く違う日もあるようです。


次回はいよいよ稽古見学編です。