初日に続き二日目も国技館で観戦しました。
九重部屋の幕下以下の力士7名中5名の取組があるので大忙しでありました。

自宅から国技館に来る途中で冷えた体を温める暇もなく、門倉そうまくんタイムがやってきました。


今場所からマゲを結い始めました。
胸を張って土俵上に立ちます。
相手は玉ノ井部屋の須賀。


出足を相手に封じられて、前に出られないように見えます。
もっと低い姿勢で当たれたら良かったかな?と写真を見る分には思えますが、立合いの一瞬を成功させるのは難しいのでしょうね。
押し出しで敗れてしまいました。


峰崎部屋の光源治と琴眞鍋の取組。
光源治は見てのとおり細身で体重80kgに満たない軽量力士。
昨年、九重部屋の力士とも対戦がありましたが、光源治は立合いの出足が早く一気に持っていかれてしまいました。
相手を攻めている瞬間が撮れましたが、結果は押し出しで敗れました。


気分転換に外へ出ると、同じく峰崎部屋の十両格行司・木村光之助さんと三段目の満津田さんが場所入りするところでした。
しばらく力士達の場所入り風景を眺めていると、近くにいた人々に館内からやって来た一人の男性が「おーい、千代嵐の取組はじまるよ。」とお知らせしていたので慌てて館内に戻ることにしました。


千代嵐は昨年夏場所の四番相撲以来の本場所の土俵。
相手はこの場所で引退した藤島部屋の武誠山。
佐ノ山親方がしっかり見守る中、一方的に攻めて寄り切りで昨年春場所以来の勝ち名乗りを受けました。


どっしりとした重量感と張りのある体は健在。
昨年の夏合宿から土俵上での稽古はできている様子だったので、休場がここまで長引くとは思っていませんでした。
初日に膝を負傷して取り続けていたら、その場所は6勝1敗だったものの結局悪化してしまったという過去があるので、長い目で見たら休む時は休む方針が良いのでしょうね。


続いて千代青梅が登場。
控えに座るなり佐ノ山親方が話し掛けていました。


相手は巡業時のマメなブログ更新に定評がある寺尾海。
じっくりと顔を見つめる千代青梅。
「千代青梅~!」と、まるで御岳山(青梅市にある山)の頂上から叫んでいるかのような野太い声援が館内に響いていました。


そして結果は…相手に深く差されてほとんど攻めることができず負けてしまいました。
気合いが入った表情から悔しさと悲しみが入り混じった表情に一変します。


三段目に入り千代の勝が登場。
相手の指が目や鼻に入ってしまいそうな状況です。
相手の体で隠れている右腕がどうなったかというと…。


しっかりと相手の体を捉え勝利へと導きました。
長身の藤の海に結び目に近いところを取られていたのですが、藤の海は千代の勝が低い姿勢で踏ん張っている間に疲れてしまったのか廻しが手から離れてしまっていました。


鼻に相手の指が入ったのか、何度も鼻を押さえながら自分の位置に戻ってきた千代の勝。
藤の海の廻しの状態からも熱戦だったことが伝わるかと思います。


「武蔵丸のおい」こと武蔵国。
かつてBS放送の常連力士だった香富士にすくい投げで勝利。


相撲博士こと大神風。
どっしりと低い姿勢で独特な四股を踏んでいました。
改名歴が多いことでも知られている力士で、千代青梅と同期です。


千代の海はこの日が23歳のお誕生日でした。
ひとつ年齢を重ねても勢いはそのままに、相手に攻める隙を与えず突っ走ります。


大学・部屋の先輩にも見られるような叩き込みが決まりました。

ひたすら幕下の相撲を見続けて十両タイムに突入。


千代翔馬が入場してきました。
初日の入り待ち時は門倉そうまくんが付いているのを確認しましたが、二日目の花道奥担当の付け人は千代栄でした。
幕下の中継時に紹介されていましたが、その日の割によって付け人業務の役割分担を決めているとのことでした。


十両最初の一番に千代の国が登場。
相手の出羽疾風に逆転の投げを打たれて負けてしまいました。
海人さんが水桶を避難させるほどの激しさでしたが、プロのカメラマンはさすがに冷静ですね。
あの角度からどのような写真が撮れたのか気になります。


千代翔馬は叩いたことで相手の天風の押しをまともに受けることになり、土俵外へ飛んで行ってしまいました。


土俵を目一杯使い激しく動き回る使う千代翔馬や千代の国とは対照的に、自分の形を作り前に出るという基本に沿った相撲を得意とする千代皇。
右四つのこの体勢になると怪力が炸裂します。


突きや叩きのイメージが強い千代大龍ですが、叩いた勢いで廻しに手がかかり決まり手が上手投げになることもあります。


恵之助さんと重夫さんがすれ違った写真で締め!

2月6日から書き始めて思いのほか時間がかかりました。
春場所までにまた書けたら書きます。

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