人生3度目の春場所に今年も行くことができました。

3月中は連日の残業で大相撲中継の録画チェックがなかなかできず、前半戦は九重部屋の力士の成績を確認するのみ、という日もありました。
後半戦になると録画容量の問題もあり明け方までついつい見てしまう日も…。


終盤三日間にあたる日には仕事も落ち着いてきて平日のお休みを取ることもでき、十三日目の午後には大阪・難波に到着していました。
予定では始発に乗って序二段には間に合わせる計画だったのですが、九重部屋の力士は三段目からだしもうちょっとゆっくりでも大丈夫と油断したところ、だいぶ出遅れてしまうことに。

会場に着いた頃には満員状態で席にたどり着くのは困難だと判断し、地下の食堂でたこ焼きを食べながら食堂に置いてあるモニターで相撲観戦していました。
モニターにはNHKの中継ではなくインターネットの配信映像が流れています。

たこ焼きは皮とソースが好きな人向けのシンプルなものでした。
かつお節もネギも載っていなくて、ソースが皮に染み込んだ黒いたこ焼きです。

昨年同時刻頃にはここに北の湖理事長の姿が…。
人がほとんどいない幕内の時間帯の食堂で、同じモニターを前にしての相撲観戦でありました。
他の数人のお客さんも理事長には気付きつつ静かに相撲観戦を続けるという雰囲気が良かったです。


本格的な相撲活動は十四日目からということで、翌朝は早起きして朝稽古見学。
昨年8月の北海道合宿以来の朝稽古見学です。

もう十四日目ということもあるのか、皆さんぶつかり稽古と立合いの確認のみ。
門倉そうまくんが土俵の中に入って稽古をする姿を初めて見られたのは良かったですね。
千代の勝の胸に何度もぶつかっていました。
去年は千代疾風と田岡で同様のことを行っていたなとしみじみ思いました。

申し合いや三番稽古がなかったとは言え、佐ノ山親方は四股やテッポウに励む力士を見て何か気付くことがあるとアドバイスをしている様子でした。
この日取組が組まれていた千代の勝には、時間がないなら早めに稽古を上がった方がいいと場所入りの支度を促す場面も。

親方が力士の次に気に掛けている様子だったのが上がり座敷の壁に貼られていた大量の紙。
大阪宿舎暮らしも一ヶ月が過ぎ、紙を留めているテープの粘着が弱まり剥がれかけているものや傾いているものが何枚か見られました。
親方が自ら貼り直していましたが、湿気で思うように貼れないことが心残りな様子でした。


昨年も十四日目に朝稽古を見させていただいたのですが、序二段の力士の取組があった為、稽古終了と共に会場へ向かいました。
今年は時間に余裕があったので、稽古後の力士の様子も見てみました。

千代翔馬は知り合いと見られるおじ様方に囲まれ談笑。
お客様がいらしていたのか、奥の方にいた千代大龍はマネージャーさんに呼ばれ手形を持って表に出てきました。


千代丸は宿舎がある神社にお散歩に来ていたと見られる若いお母さん達に囲まれ赤ちゃんの抱っこと写真撮影を頼まれていました。
全く泣き止まない赤ちゃんの相手も慣れたものでした。

千代鳳、千代の国、千代皇は横に並んで座りお喋り。
3人の成績はこの時点で7勝6敗。(千代丸も。)
しばらくして中へ入ろうと立ち上がった際に千代の国が「さあ、今日勝って勝ち越しだ。みんなもだよね。」と2人に(千代丸にも?)元気に話していました。
(う、うん)と心の中で返事をしているかのようにニヤニヤする2人。

結局、この時の元気の良さの違いが成績にも反映されているような結果になりました。
千代丸もこの会話の中に加わっていたらなあと思ってしまったり…。


朝10時近くになり、そろそろ難波に向かうことにしました。
千代の勝の場所入り用身支度も整ったかな?

本場所の様子はまた今度書きます。