九重部屋の大阪宿舎最寄り駅から御堂筋線でなんば駅まで移動。
駅内にあるCafe de Cleverというカフェでビターオーレという苦めのカフェオレを買って会場へ向かいました。

しばらく取組を見ていると駒司さんに大きな声援が。
会場に漂う独特の雰囲気でこれが最後の一番だと知りました。



押し出しで有終の美を飾り、顔をゆがめながら勝ち名乗りを受ける駒司さん。
ベテラン力士2名も控えから見守っておりました。


大露羅さんの相手は現役最年長力士の華吹さん。
土俵から少し足を浮かす程度の四股に年齢を感じずにはいられませんでしたが、40代半ばにして三段目で相撲を取れていることが不思議でたまりません。
華吹さんよりずっと若い力士達が三段目を目指して一生懸命な姿を見ていると尚更そう感じてしまいます。


ベテランタイムの後は先日22歳のお誕生日を迎えた千代の勝が登場。
春場所はまだ負け越しなしの験がいい場所。
2年前には序二段優勝も果たしました。


相手の頬肉を押し上げるほど頭と腰を低くした体勢を保っていますが、前廻しが取れず苦戦していました。


叩き込みで敗れてしまいました。
全身の力を出し切ったのか、数秒間仰向けに倒れていました。


続いては片男波部屋のホープ、玉金剛が登場。
片男波部屋ファンの方のお話によると、玉金剛が入門してから初となる大相撲名鑑(大相撲ジャーナル平成26年夏場所展望号付録)における片男波親方の表情が大変素晴らしいのだとか。
期待の星の入門に親方もホッとひと安心したのでしょうね。
入門して3年目の現在、幕下昇進も果たし期待に応えている様子。


片男波親方が見守る中、見事に押し出しで勝利。
親方も心の中で再びあの表情を浮かべていることでしょう。

ちなみに玉金剛は昨年秋場所まで九重部屋にいた田岡氏と生年月日が同じです。


幕下に入り千代栄が登場。
4年近く共に幕下で稽古も一緒にしてきた千代翔馬がこの一年で大出世。
今年は千代栄にも同じ現象が起きてほしいところであります。


3勝3敗で迎えた七番相撲に小手投げで勝ち、勝ち越しを決めました。
この勝ち越しが大出世の入り口だと思って夏場所以降の活躍を願います。


十両土俵入り。
千代皇と千代翔馬の間に変な空間ができていました。


千代翔馬が変わった歩き方をしているように見えました。
土俵の内側と外側と交互に化粧廻しの正面が見えるような歩き方でした。



幕下上位五番から宇良と大輝の一番です。
幕下2枚目の宇良は掬い投げで6勝目をあげ夏場所での新十両を確実にしました。
※場所後に正式に十両昇進が発表されました。



千代の国は朝稽古後の宣言通り、この日の白星で勝ち越しを決めました。
攻めて攻めて相手が逃れることに必死で余裕がなくなってきたところでの叩き込みでした。

この日の席は通路側から2番目の席。
そしてその通路側の席には十両後半を過ぎても誰も来ず、このまま誰も来なければ快適だな~と思っていました。
しかしそんなはずはなく、十両最後の一番の仕切り中に缶ビールを片手に持った外国人の男性がやってきました。
男性が着席して数秒後、床に置いた缶ビールが倒れ足元にビールが広がってきました。
途端に居心地が悪くなったことと、この日のテレビ中継の解説が九重親方だったこともあり、中入り後の休み時間に最後尾まで移動し、そこで千代大龍の取組まで見たあと残りはホテルで中継を見ることにしました。



千代鳳もこの日勝って勝ち越しを決めました。
土俵際の寄りに玉鷲も粘りに粘り、うっちゃりを仕掛けてきたので最後は両者倒れる形に。
千代鳳の重い腰が効いていたのか寄り倒しで勝ちになりました。

千秋楽の模様も書けたら書きます。