1年の計は元旦にあり、という言葉がある。
意味は「何事もまず初めに計画を立てることが大事である」ということらしい。
元旦は1年の最初の日であるから、どんな人にとっても大切な日だということ。
ところで、私にとって元旦は「誕生日」なので、他の人とは一味違う日である。
戸籍上の誕生日ではなく、正真正銘、元旦に生まれた。
不便なことや不満なことが多い誕生日である。
でも、一つだけ便利だと思うのが「誕生日はいつ?」と訊かれて「元旦です」と答えられることだ。
「いちがつついたち」だと8文字、「がんたん」だと4文字。
半分で済む
その、自分の誕生日である元旦に、今年はとんでもないことが起きた。
朝、目が覚めたら天井が回っていたのである。
強烈な二日酔いだった。
たしかに、大晦日に滅多に見ない紅白を見ながらアルコール度数の高いお酒を飲んでいた。
でも、自分では飲み過ぎたつもりは全くなかった。
元旦から二日酔い?!?!
自分で驚いたのなんの。
こんな酷い元旦は生まれて初めてのことだった。
二日酔いは1日で治って、またいつも通りの日常が始まり、7日には今年最初のライブ(ゲスト出演だったけど)に参加したりして楽しくやっていたのだが、10日の午後から突然、体調がおかしくなった。
風邪をひいたのである。
症状は、頭痛と腰痛と食欲消滅。
こういう症状の風邪は今までになかったので、これまた驚いた。
結局、半月くらいグダグダとふせっていた。
食べられないおかげでだいぶ痩せたみたいだけど…
この期間に、バンドのスタジオリハとドラムのレッスンがあったのだけれど、当然ながらどちらも欠席である。
体調不良の理由が風邪となると、バンドメンバーに迷惑がかかるだろうし、何より「それってコロナなの?」と訊かれるかもしれないから、どうしようかと焦ってしまった。
すると、スタジオリハの数日前に、同居の姑が風邪をひいた。
2日ばかり市販の薬を飲んだりして様子を見ていたが、すぐに症状がなくなるわけがない。
かかりつけの近所の開業医に行って調べてもらうと、予想通りコロナ陽性と診断された。
私はとにかく風邪をひいたって絶対に医者には行きたくない。
今の時期、行ったら多分PCR検査をさせられる。
したら「陽性です」と言われるに決まっている。
姑のコロナ陽性はなんともいいタイミングだった。
早速、バンドのグループラインに「同居の姑がコロナになったので、練習は欠席します」と打って送信!
あれこれ妙な嘘をつかずに済んだ。
ところで、姑がいつも診てもらっている近所の開業医だが、1度も枠を打っていないという。
姑が先生に「5回目も打った方がいいですか?」と訊いたら、先生は「打たなくていいですよ。僕は1回も打ってません」と答えたそうな。
いや〜、近所にこんなまともな先生がいるとは、またまたまた驚いた。
今度、具合が悪くなって、どうにも我慢ができなくなったら、この先生に診てもらおうかな(笑)