「人生をリセットする150時間勉強法」にて、タイムマネジメントの本を1冊読みましょうということで、読んでみたのがこちら。
『すごい!仕事の時間術』
以前、タイムマネジメントを学ぼうと思って何冊か買ってみたうちの1冊。
とりあえず1冊をと思ったときに、手持ちの本の中で目についたのがこの本だった。
改めて読みなおしてみて、たしかにこれ勉強してやってみたけど結局身に付かなかったんだよな・・・ってことが結構ありました。
本書は「時間学」「実験心理学」を専門とする一川誠さんの研究結果をまとめたものです。
体の性質を活かして、活動しやすい時間帯や時間配分で仕事をすることが推奨されているのです。
例えば、
【起床~午前10時頃】までにすると良いこと。
時間の出納簿、todoリストをチェックして1日の仕事の大まかな流れを書き出す。
あるいは、新聞などで必要な情報を入手する。
【午前10時頃~午後2時頃】までにすると良いこと。
todoリストに書いたことをこなしながら仕事のアクセルをふかしていく。
書類のとりまとめ、発注作業、データ分析など数字に関係する作業も良い。
【午後2時頃~夕方】までにすると良いこと。
外を歩き回っての営業。
他部署との調整のために社内を歩きまわる。
など、体を使わなければならない仕事は午後から夕方にかけて。
といった形で、それぞれの時間にどういう仕事をするのが効率的かという話。
時間の出納簿というのは、todoリストに挙げたことが、あらかじめどのくらいの時間がかかるのかを見積もっておくことです。
それによって、事前の推測と実際にかかった時間を比較してズレを見ていくことで、正確に時間の見積もりができるようになっていくのです。
さらに、1日を90分×5ブロックに分けて考えることで、時間配分がしやすくなるという話も。大学の授業のように、90分1ブロックで考えることで効率良く作業に集中できるということですね。
午前中に2コマ、午後に3コマの時間を作れば1日は5分割できます。
夜型の人には厳しいスケジューリングかもしれませんが、慣れればこのスケジュールを中心に行うのが効率の良い時間の使い方になるのではないでしょうか。