おばあちゃんへ

93年間(今日現在ね！)お疲れ様でした。

3才からおばあちゃんと一緒に過ごして、

おかんが死んでもう6年やから、

おかんとおった時間よりも

長く一緒におったね。

幼稚園の時、

友達は皆お母さんがお迎えに来てるのに、

うちだけいつもおばあちゃんで、

『お母さんがいい！何でおばあちゃんが来るの？！』

って言って困らせたよね。

ごめんね。

恥ずかしいなんて思ってごめんなさい。

わがままも一杯ゆーたよね。

寝かしつけるのに本も沢山読んでくれたよね。

おばあちゃんの本の読み方

おもろかったなー(笑)

いつも笑って全然寝れんかった(笑)

近所の喫茶店にナポリタン食べに連れて行ってくれたよね。

不二家とか太鼓亭とか。

年金で漫画買ってくれた。

服も買ってくれた。

ゲームセンターもよく行ったなー。

きっとうちは、他の友達より

はるかに濃密な時間をおばあちゃんと過ごせたと思う。

おかんのガンがわかってから、

おばあちゃんにいっぱい八つ当たりしたよね。

おばあちゃんだって

顔には出してなかったけど、

すごく辛かっただろうに、

怒りもせず受け止めてくれてありがとう。

『あんたは、お母さんがガンになってから、

ホンマに成長した。

顔つきが変わった。立派やで。』

ってよくゆーてくれたよね。

うちは1人じゃなんもできひんかった。

おばあちゃんが居てくれたから

支えてくれたから耐えられた。乗り越えられたんやで。

今年はおかんの七回忌。

おかんが『もう頑張らんでエエで』って

ゆーてきた？

『もうあの子は大丈夫や』ってゆってた？

うちは大丈夫やで。

もうホンマに1人じゃないよ。

おかんもおばあちゃんも

いつもうちの事心配してた。

自分達がいなくなったら、

この子はこの先どうなるんやろ…。って。

もうホンマに大丈夫！

今まで、うちの事いっぱい守ってくれた。

いっぱい愛してくれた。

すんごく大事にしてくれた。

うちもな、これからは貰う側やなくて、

与える側になったんやで。

おかんとおばあちゃんには、

もうホンマにいーっぱいもろた。

うち1人では受け止めれん位沢山もろた。

この先は、うちがそれを子供に与えていく番です。

ついにバトンタッチやで！

おばあちゃん、この世でたった1人の

うちのおばあちゃん。

ありがとう。本当にありがとう。

あの世に行ったら、

いっぱい話さなアカンわーってゆーてたよね。

ホンマやで！

多分おかんから質問責めにあうで(笑)

調子のってウソゆーたらアカンで！！

マイケルとケンシロウの事

しっかり伝えといてや。

あの子はホントにホントに幸せに暮らしてるから！って。

でもやっぱり寂しい。

一緒に住んでた時は、文句ばっかり言ってたけど、

やっぱ離れてたら寂しいよ。

だけど、うちは大丈夫だから。

寂しくて泣いてるだけだから

心配しないでね。

あの世に行ったら

おじいちゃんやおかん、猫たちとのんびりしてね。

他にも会わなアカン人らいっぱいおるやろ！

うちはケンシロウをしっかり育ててから

そっちに行くから、それまで待っててね。

アカン…また長くなってきた。

おばあちゃんも読むのやめてそうやな(笑)

おばあちゃん、ありがとう。

強くて、おもしろくて、優しくて、

自慢のおばあちゃん。

世界一のおばあちゃん。

おばあちゃんの手、いつも温かくて大好き。

私の大好きなおばあちゃん。

ケンシロウを抱かせてあげれてよかった。

ありがとう。頑張ってくれて本当に本当にありがとう。

来世でもまた、おばあちゃんの孫になりたい。

なれるよね！

おかんと3人で、白浜行ったり

バスツアー行ったり、

あ！またピザやらガストやら頼もうね。

楽しい事いっぱいしようね。

それじゃあ、またね！

おかんによろしくゆーといてや！

猫たちにもたのむで！

うちは、おばあちゃんの孫で幸せでした。

ありがとう。おばあちゃん。

明日、火葬です

今日はマリーと二人で過ごします

※私の名前の部分は"あの子""うち"等に変えてあります。