18年目の秘密・14 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「…話は終わりですか」

「…え?」



言いたいことは言えたから終わりと言えば終わりだけど…



「終わったらすぐ帰る約束ですよね、どうぞお帰りください」

「ぅわっ」



胸を力一杯押されて、ニノとオイラの間にまた距離が出来た



「ちょっ…ニノっ」

「タクシーは自分で呼んでくださいね、おやすみなさい」



ぐいぐい押されて、廊下に出されそうになる



「ちょっと待って!」

「なんですか、話は終わったんでしょう?」

「無視すんなよ!」

「…無視?」

「してるだろ!」

「していません」

「してる!ニノの気持ち!なんで自分の気持ち見ない振りすんの?!

オイラもう大丈夫だよっ

強くなったよ!

だからニノも…」

「うるせーな!あんたに秘密なんか似合わねーんだよ!!」



叫ぶように言われた


本気の圧に、身体が押される



ここに来てから初めて見えた



ニノの本当の気持ち






…秘密



あの時も言われた気がする

オイラに秘密は似合わないって




「もしかして、自分が引き込んだって…思ってる?」



ニノだけが責任を背負おうとしてたの?

だから自分のことは無視して、オイラだけ進ませたの?



「私があなたを引き込んだのは事実です」


「そんなの…」



違う



オイラが弱かったから、オイラが甘えてたから

オイラの為に、ニノは一人で気持ちを置いてきたんだ





「ほら、帰ってください」

「もう少しだけ話があるんだけど」



追い出そうとする腕を躱した



「そっちで話す」



ソファを指差す



「なんで…」

「そっちじゃないと話さない、話せないなら帰らない」



はぁー…

ため息が聞こえたけど、気にしない

仕方なく、嫌々、渋々、そんな雰囲気満載で「どーぞ」って言われたけど、それも気にせずにニノの腕を掴んで引っ張った



「なにっ?」

「ニノもこっち来て」

「なんでっ?」

「来ないなら話さない、話せないならいつまでも帰らない、いいの?」



強く言ったつもりはないけど、ニノはそれ以上なにも言わなかった





抵抗が無くなった腕を引いてリビングの真ん中に行く



「ここ座って」



ラグの上、ソファを背もたれにして座ってもらう

これで準備はオッケーだ

















つづく