割引券で、映画を観に行った。

徒歩10分足らずのところにシネコンがある。かなり恵まれた環境だ。

しかし、映画は夏休みの「ポケモン~波動の勇者ルカリオ~」以来。

その前は「ULTRAMAN」か? どちらも息子と観に行った。


で、今回は「ALWAYS 三丁目の夕日」

お世辞にも混んでいるとは言えない映画館で、更に客が少ない。

僕も、そんなに期待していなかった。何となくノスタルジックな気分になれるかな、、、ぐらい。


ストーリー的には、大した話ではない。あまり書くとネタバレになってしまうため、やめておく。

最後にちょっと泣かせる程度、としておこう。

しかし、後に引く。何故だろう。

 

3DCGは、震えるほど素晴らしいものだった。

建設途上の東京タワー(日本電波塔)はともかく、上野駅、三丁目界隈、行き交う車・都電、そして細かいのは、電車の窓に映った外の風景。 昭和30年代を知らない僕は、自分の中にある昭和40年代に重ね合わせていた。 夕方から始まるテレビ(田舎育ち丸出し)、工場の煙、車の騒音、ボンネットバス・トラック、住宅造成地、缶蹴り、夕日に染まる帰ってきたウルトラマン。。。

 

俳優陣も素晴らしかった。特に堤真一、ピエール瀧。瀧は、電気GROOVEのときとは別人。殆ど台詞が無いのに、表情だけでいい演技。 三浦友和は、言うまでも無く名演技だった。 「百恵ちゃんの。。。」という形容詞はもはや不要。


ノスタルジックな気分を僕は求めているのだろうか。 前にも言ったとおり、すごく後に引いている。 多分テレビで放映したら、観ちゃうんだろうな。


今日の1曲: 「ALWAYS 三丁目の夕日」(音楽:佐藤直紀)