またまた年末の特番の録画したものを視聴。 今回は阿久悠40周年特番。

 

阿久悠といえば、ピンクレディーそしてジュリーだ。 この特番も、彼らのメドレー(VTR)を盛り込んでいる。 しかし、ジュリーは男前だなぁ。 奇抜な衣装であれだけキメられるのは、昔も今も彼だけだろう。 一歩間違えればキワモノ扱いのところ。

 

再結成したスパイダースもカッコ良かった。 あんなオッサンになりたい。 田辺昭知がドラム叩いていなかったのが残念だ。

 

もんたよしのりと大橋純子の「夏女ソニア」初披露も特筆すべき。 2人のパワフルなヴォーカルは言うまでもなく圧巻。 大橋純子は、「たそがれマイ・ラブ」も披露した。 この曲の歌詞は、森鴎外の「舞姫」をモチーフに書かれたらしい。 知らなかった。

 

最後の小林旭「熱き心に」も心打つ。 大瀧詠一の壮大なメロディーに、歌詞も負けていない。 勿論歌い手も負けていない。 天下のアキラだ、負けるはずがない。

 

以前筒美京平の特番を観たときも感じたのだが、作り手の情熱は歌い手を動かし、時代も変えてしまう。いわば時代・世間とのガチンコ勝負だ。タブーに挑戦し、フロンティアになり続けた人の言葉は、深いものがある。 自分の立場に置き換えて考えてみたいところだ。


今日の1曲: 堺正章「街の灯り」  ※阿久悠作詞の名曲。マチャアキの清々しい歌声に実にマッチしている