バンドブームの頃は、洋楽もそれらに近い部類が好まれた。

 

Ned's Atomic Dustbin もその一つ。 本国イギリスで火がついた彼らを、日本の若者も熱狂的に歓迎した。

91年発表の、メジャーデビューアルバムにして、世界デビュー盤 『GOD FODDER』 は、その勢いがそのまま表現されている。

ジャカジャカかき鳴らされるギター。 結構好きな音だ。 1曲目「Kill Your Television」 はシングルカットされたキラーチューン。 高速テンポがものすごくカッコいい。

neds

ジャカジャカでカッコいい曲といえば、The Wedding Present 『BIZARRO』 収録曲の 「Kennedy」 も。

kennedy アルバム先行シングルだったのだが、12”シングルを当時思わずジャケ買いしてしまった。(今は無き六本木WAVEにて)

歌詞は意味深。 出てくる"Lee"は、リー・ハーヴェイ・オズワルド(暗殺容疑者)のことか。 ノンストップの超高速カッティングギターがCOOLだ!

因みにCD『BIZARRO』は、US盤とUK盤とで内容が異なる。 オススメはUK盤の方。 12"「Kennedy」収録の「It's Not Unusual」(Tom Jonesのカバー)が入っている。 曲数も3曲多い。 僕の持っているのはUS盤。 残念。 (ジャケットの配色も違う)
bizarro

 

ギター繋がりで、The Stone Roses 『Second Coming』(94年発表)

アシッドハウスの匂いがする名曲「Love Spread」を含む12曲クレジットのアルバムだが、かけてみると、何と44曲入り!

12曲目の後で、4~5秒の空白曲(?)が延々22曲続き、35曲目に曲とは言えない曲(適当なピアノ+αの演奏&ノイズ)があり、その後再び8~10秒の空白曲が9曲続いて終わる。

ギターソロが長く、前奏・間奏も長い。 他のメンバーのひんしゅくを買ったのが解散の理由かどうかは判らないが、本作がラストとなった。

たった2枚で解散したが、デビュー作は90年代を代表する名盤。 後世までその名は残ることだろう。
stoneroses