GS研究の第一人者、黒沢進さんがお亡くなりになった。


近頃、新たな著書も見かけなくなり、気にはなっていたのだが。


かれこれ20年以上前、まだパソコンやインターネットはおろか、

CDすらも大して普及していなかった頃、GSに興味を持った僕は、

あるきっかけで自主制作本を手に入れた。

それが黒沢氏の著書だった。


GSの時代(60年代)は混沌としていた上に、今と違って記録に乏しかったのだが、

その研究成果たるや、素晴らしいものであった。

範囲は、メジャーなグループから、マイナー過ぎるグループまでに及んでおり、

全編に亘ってGSに対する愛情が溢れていた。

(確かに、不明な部分は多かったが)

こちらの感想に、自筆の手紙でお答え下さったことも感動し、今でも忘れられない。


ご冥福をお祈りします。