『吉原彼岸花 主要キャラレビュー』 ~伊勢屋惣一郎~ | 半腐女ry生活?

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(と言いつつ、中身はドラマCDの感想ばかり・・・w)

こんばんは。
18 禁 乙女ゲーム「吉原彼岸花」レビュー第5回です。


※18歳 未満の方の閲覧を固く禁じます。


あまりにネタバレがひどい時は白字にしていますのでドラッグしてお読みください。
ただ、白字にしていなくても結構なネタバレをしていますので、プレイ予定の無い方、コンプ済みの方用かと思います。ネタバレNGの方はご覧いただかないようお願いします。






伊勢屋惣一郎
(CV.佐和真中)



廻船問屋を営む惣一郎。

偶然?凛と出くわした日からほどなくして、客として桜華屋に登 楼してきます。
大盤振る舞いの宴を繰り広げ、穏やかで笑みを絶やさず気遣いも抜群なのでみんなにいい客だ~!と歓迎されます。
早々に明らかになるのは、薄々感じていらっしゃるかもしれませんが、(惣一郎は凛の幼馴染みです。彼は凛の家に引き取られ共に育った時期があり、子供の頃には結婚の約束もした人でした。凛の実家の呉服屋が借金を背負い桜華屋に売られた後もずっと彼女を助けるためにあれやこれやしていました)。忍の感想で健気!と書いた意味がこれでご理解いただけましたでしょうか。
たくさん苦労してきたのにこの上さらに惣一郎ルートでは時雨も大いに絡んで来て一筋縄にはいきません。この2人はある秘密を知っているため(凛が惣一郎に入れ込み過ぎて遊 女であることを忘れかけてしまうのが危なっかしいと時雨は弁明していましたが、それだけではないでしょう。)、時雨は惣一郎を凛と会わせないようにあの手この手で画策してきます。惣一郎も負けじと近づくために布石を打ってはいます。


終わってみると一番不安定なカップルになってしまったのでは・・・と。

いえ、恋愛面ではすごく素敵なハッピーエンドで、2人の気持ちは絶対揺るがないでしょうしいつまでも幸せに暮らしてください!と思えるのですが、(生活面で)不安定なんですよね。
バッドや他キャラのルートでは不憫なことばかりですし、全部を知っていていっちばん長く凛の為に尽くし生きてきたのは惣一郎なのに、もうちょっと報われてもいいのではないかと(^^;。
全部を知っていることはすごく辛いことでもあったと思うんですよね。他に苦しさを共有できる人もいなくて、一人で抱えこまなければならなかったわけですし、その気持ちひとつで泥水も啜って頑張ってきましたし。

誰一人話が被っていないところが素晴らしいので惣一郎はこれが惣一郎と凛のお話なのだ、と納得はできましたよ!

・・・[壁]_・)日常で2人が心置きなく仲良くしているところが見たいです。ファンディスクをお願いします<(_ _)>



シーンでは、再会のところなんてロマンチックだなと思います^^
惣一郎は最初危険な目に遭っている凛を助けて乱れた髪を整えるために鬼灯の簪をプレゼントします。登 楼後、凛はお礼を述べ・・・


「とっさだったから、あんなもので申し訳なかった」
「今度改めて、ちゃんとした簪を贈らせてください」
「いえ。わっちはあれが気に入っておりんす」
「本当に?」
「あい。鬼灯には、ちょっとした思い出がありんすゆえ……」
凛は言いかけて、言葉を切った。
「…………」
伊勢屋の面から笑みが引き、ひどく真剣な眼差しで凛を見つめていたから。
「主様……?」
囁く凛に、伊勢屋はゆっくりと口を開いた。
――鬼灯の笛は、もう吹けるようになった?
「え……?」
いつか迎えに行くって約束をしたよね。……凛は小さかったから、忘れてしまった?



惣一郎は廻船問屋をしているので異国の珍しいものも入手して凛始め遊 郭の人たちに振る舞います。ショクラアトや葡萄酒など貴重なものばかり!
凛には特別に自鳴琴をプレゼントしとても喜ばれます。このシーンはスチルも綺麗で、仄かな灯りに照らされた凛がまるで宝箱を目の当たりにしたかのように見つめ、惣一郎はその凛の姿に微笑んでいます^^。

残念なことに、やがて自鳴琴は手元から離れてしまいます。惣一郎は籠の中にいる凛にたくさん夢を見せてくれて、でも最終的にはたくさんの高価な物ではなく惣一郎と凛の身一つが残り、それが幸せというところが好きです。大恋愛という感じがしませんか?
シンプルだからこそ想いが際立つお話だと思います^^



ちなみに悲恋エンドも美しいのでぜひご覧いただきたいです。これはこれで(成就したというか、成就させるために来世に身を賭したというか、なんであっても最後に目に焼き付く光景が見知ったものであり、約束の人であったこと)が幸福に取れました。



3 P)は惣一郎ルートで見ることができます。相手は(惣一郎と時雨)です。
内容はかなりハードで、(国外逃亡して凛は軟 禁状態。時雨は家 畜とほぼ同等の扱いを受けます(;´Д`A ```)。と言っても彼は凛に陶酔しているのですからある意味幸せそうにも見えます。
ここに至るまでが私にとっては結構あれで・・・凛の手元狂いすぎ!
思わず(ム○カ並みに目がー目がー!と手で覆ってしまいました(苦笑))。
そういう状態になったからこそ彼は(飼われるような形になり)凛を無我夢中で貪 るわけです・・・。
惣一郎は(時雨を)汚いものでも見るように見下しています。
しかしそちらにい れることより凛の後 ろを初めて穢 せることの方が惣一郎にとっては嬉しいのですね。わからないでもないですが、(な か に出 さないよう忠告している)とはいえ、惣一郎が(彼の行動を色々許してあげているのは)意外と優しいのか?と・・・。凛を 気 持 ち良くするためだと言っても、(憎き敵)なわけですし。