ユンジェ記念日 君は僕の先へいく 終 | ユンジェとトンと私

ユンジェとトンと私

奇跡の5人の中から生まれた
もう一つの奇跡の花 ユンジェ
윤재곁에있을거야

本当にこれで終りです歩く

 

前回までのお話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は独立すると決めた時点でジェジュンは俺を誘いたかったと思う。

 

しかしそういう話はお互い分裂騒動以来トラウマになっていた。

 

「出よう」「出ない」

「戻ってこい」「戻らない」

 

互いに何度も懇願し、何度も冷たく突き放した。

 

あの頃を思い出すと今でも胸が締め付けられ息が苦しくなる。

 

しかし俺はまたお前の気持ちに応えてあげられない。

 

「ごめんジェジュン、気持ちは嬉しいけど・・俺まだ東方神起としてやっていきたい」

 

「続ければいい・・・ドンへ達も独立するがスジュ続けるらしいじゃん。お前もそうしろよ。チャンミンには「そんな冒険出来ません。僕家族がいるんで、」てきっぱりと断られそうだから誘わない」

 

ジェジュンはチャンミンの物真似をして笑った。

 

「ごめん・・・」

 

俺はうつむき消え入りそうな声でつぶやいた。

 

しばらく重い沈黙が続いた。

 

「いいよ、気長に待つから。俺諦めないし」

 

ジェジュンは俺の顔を見て優しく微笑んだ。

 

ジェジュンはきっと勇気を振り絞って俺を誘ってくれた・・なのにその気持ちを受け止めてられなかった俺を許してくれた。

 

ジェジュンは本当に優しくて器の大きい男だと俺は思った。

 

「ありがとう。ジェジュンは優しくて強いなー。そういえばお前はいつも俺よりも先に何でも経験している。事務所出たことも会社作ったのも、兵役も独立も、、それに……」

 

新人育成。

  

これは昔からの俺の大きな夢の一つだ。

 

学校を建ててアーティストを夢見る前途ある子供達を育てたいという長年の夢。

 

その俺の夢をジェジュンは今実現しようとしている。

 

こんな凄い男のパートナーに俺はふさわしくないかも・・・

 

俺は足の痛みもあっていつもより弱気になってしまった。

 

ジェジュンはきょとんとした表情でこういった。

 

「そんなの当たり前だろ?俺はお前より2日だけど年上だぞ?俺が先に進んで道を作ってあげなくちゃな!」

 

ジェジュンは掻き分けながら進むポーズをしながら笑った。

 

「ユノヤ、お前にはお前のペースで進んでいけばいい。若い頃のように、いやそれ以上に歌って踊るアイドルなんているか?長く輝いているアイドルの先駆者として、そのまま突っ走っていけばいい。お前は何も変わらなくていい。俺はそんなお前の背中をずっと追いかけるから、俺もまだまだアイドル続けるし、ボスやりながらアイドルって素敵じゃん!」

 

そうだ。

俺は俺でいいんだ。

ジェジュンはいつも俺の先を歩いて、そしてジェジュンは俺の背中を追いかけて…あれ?なんかややこしくね?ま、いっか、なはっ!

 

「ジェジュンア~チャランヘヨ~」

 

俺は腕を大きく広げた。

 

「あははっ」

 

ジェジュンは俺の胸の中にすっぽりと収まった。

 

「チュンア~今日は俺の家泊まる?明日から俺日本だし~」

 

「ユノ、旅行ケース俺んちだよ?」

 

「あ!前直帰でジェジュンの家行って、そのまま置いてきたっけ~ひゃー服腐ってる~」

 

「ちゃんと全部洗って置いてるよ」

 

「マジで!?サンキュー!流石ジェジュン!」

 

そして俺はジェジュンの力を借りて俺は立ち上がった。

 

「足どう?」

ジェジュンは心配そうに俺の顔を見つめていた。

 

「うん!大丈夫!」

俺はゆっくり足の状態を探りながら伸ばした。

 

「だけど今日は安静にしなくちゃな。明日から忙しいだろ?」

 

「そうだな。俺安静にしなくちゃ駄目だから今日の夜はジェジュンが上で存分に動いてくれよな!うひっ」

 

俺はいやらしく笑った。

 

「このスケベ!」

 

ジェジュンは途端に真っ赤になって俺の頭を軽くはたいた。

 

 

 

 

「ジェジュン~あのジーンズ持って行っていいー?」

 

「だーめ!俺気に入ってるから!」

 

「お願い~」

 

「お願い聞けません~」

 

 

 

 

俺は俺らしく

 

ジェジュンはジェジュンらしく

 

お互いを尊重しながらずっと歩んでいこうな。

 

ジェジュンこれからもよろしく。

 

愛してる。