寿司を握る前に・・・手をたたく意味 | ■小川洋利 寿司・刺身上達法 

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おがちんです

みなさんお寿司屋さんでよく寿司を握る前に「ポンッ」と手を叩いて握っているのを見たことないですか?

あの動作はどういう意味か知っていますか?

ただ単に気合入れてるだけではないんですよ。

あれは、「手酢」といいまして酢と水を割ったものです。

手にシャリがつかない為にやっていると言う寿司職人の方もいらっしゃいますが、それもありますが、もっと重要なことは、抗菌するということです。

握る度に手酢を手に塗し抗菌します。

米酢はPH2(水素イオン濃度指数)と言う大変な抗菌力を持っています。

最近は手袋で寿司を握っているお店も多いですが、手袋をして握っている調理師の動作をよく観察してください、そして手酢を使っているかも見てください。

ほとんど手酢を使わないばかりか、置いておりません。

手袋は優れもので、10分間洗わなくても粘る事は無く握っていられます。

その手袋を調べると・・・・素手でありながら手酢を使っている手と比べると、恐ろしいほどに不衛生な事が調査結果で出ています。

また手袋をつけているため感覚がわからず、ヌメリや骨などの見過ごしが多いとも言われています。

どちらが正しいとは言えませんが、安全に美味しく食べてもらえる気持ちを大切にしていくことが大事なことだと思います。

みなさまも家で寿司を作るときは是非とも「手酢」使いながら寿司を作ってくださいね。

おがちん