人間の記憶って、匂いとリンクされるんだって。

『だから何かの匂いを嗅いだだけで
 思い出が蘇ってきたりするんだ』


って前に聞いたことがある。



流行の喉と鼻にくる風邪をゲットしてしまった。

とにかく栄養あるもの食べようと自炊決定。

SEIYUで食材を買い込んで、外に出た瞬間。


・・・ん、なんか懐かしい。



別に何を思い出したわけでもないんだけど、
ただ単に懐かしい気分になった。


どんな匂い?

って聞かれても答えれないんだけど・・・



空気の匂いっていうのかな。


それとも季節の匂い



でもとにかく香水とかじゃなくて、
本当に自然な、誰にも作り出せない匂い。


きっと、今日嗅いだ空気の匂いにはまたしばらく出会えない。


今度いつ出会えるのかもわからない。


前にいつ出会った匂いなのかもわからない。




でも、なんか懐かしかった。




変なの。




名古屋に帰省すると、よくこういうことがある。


やっぱり名古屋独特の匂いがあるのかな。



東京では絶対に出会えない、空気の匂い。




何を思い出すわけでもないんだけど、


あまりの切なさに意味もなく泣ける時もある。



匂いが人間にもたらす影響力ってすごい




あ、それとも私が敏感なだけ?笑。



でも、本当に記憶と匂いってセットだと思うんだよね。



匂いが人に与える印象って大きい。




電車の中で読書に夢中になっていたとしても、


フっといい香りが漂ってきたら、つい顔を上げちゃうし。


逆にどんなにキレイな人でも香水きつかったりすると、


それだけで不快な気分になったりするし、距離置いたりする。




それぐらい重要な要素だと思う、匂いって。


目には見えないけれども。




私はいい香りと共に人の記憶に残りたい。




「あ、この匂い、璃紗だ」



って思い出してもらえたら素敵だなって思う。

だからあえて香水は毎日同じ物を身に付ける。


その日の気分とか場の雰囲気に合わせて


香水を使い分ける人もいるけど、


定番の香りを持ってることに


ちょっとした誇りを感じてたりもする。




今日私がSEIYUを出て感じたみたいな懐かしさ。


そんな空気の匂いみたいに、


私も匂いと共に思い出される人になれたら、いいな。