事業仕分けはこれまでの理念や枠組みを取っ払うということが求められているのではなく、無駄を幾ら削減できたかという結果である。

[28日 日経]蓮舫行刷相、民主党に協力要請 事業仕分け第3弾 第1・2弾結果 概算要求への反映も検証



蓮舫行政刷新相は28日午後、民主党の玄葉光一郎政調会長(公務員制度改革相)と会談し、10月に実施する「事業仕分け」第3弾と、第1弾・第2弾の結果とが2011年度予算の概算要求に反映されているかどうかを検証する「再仕分け」について民主党議員の協力を要請した。



党側への要請を受け、玄葉氏は「できる限り全面的にバックアップ態勢がとれるように努力したい」と応じた。仕分け調査員は前回同様、党内から公募するという。



2011年度予算への反映額については、玄葉氏が「再仕分けでは、非効率、無駄遣い、優先順位が低いと思われるものは、かなりの程度削減できるのではないか」と期待を示した。



一方、蓮舫行刷相は特別会計を対象とする事業仕分け第3弾については「これまでの事業仕分けとは趣が変わる。残念ながら予算に寄与するところはどうなのかな」と述べ、支出削減の直接的な効果は小さいとの認識を示した。

そういう意味でこれまで優先的に取り上げられた天下りが多いとか常識から逸脱しているという観点から選んだ事業仕分けでは結果が出なかった。

10月の事業仕分け第3弾では特別会計制度と国の全事業約5500が対象とされている。

民主党政調に設置するプロジェクトチーム(PT)のメンバーを募集し、8月中に各府省からのヒアリングなどを始めるとしている。

プロジェクトチームのメンバーは若手議員を中心に50~60人を起用する方向で30日召集の臨時国会中に公募するとのことだ。

ここで目立てば真のリーダーになれると考えて必死に結果を求めてほしい。

事業仕分け第3弾の日程は前半を18事業全てを取り上げる「特別会計」、後半を5500事業各々の「事業シート」の点検や各府省の行政事業レビュー結果の再検証など「再仕分け」となっている。

プロジェクトチームのメンバーには、若手議員を中心に50~60人を起用する方向で、30日召集の臨時国会中に募集。

特会と再仕分けの2チームに分け、8月中に各府省からのヒアリングなどを始める。

姿勢やフェイクは必要ない。あくまで削減額をどれだけ上乗せできるのか結果にこだわった事業仕分けであってほしい。